むかし家にはエアコンなどなかった。仕方なく、真夏は、ジャズ喫茶にいり浸った。先日、東京で時間ができたので、半世紀ぶりに記憶をたどった。不思議に、昔のように、あった。
あのころ、柄にもなく、フランス語を習いに行っていた。すべて中途半端な生き方で、結局は続かなかったが。
今では淡い夢の残存物である。 御茶ノ水にて、八月。
フォロー中フォローするフォローする