国境の町ノーンカイは、バンコクから615キロ、またラオスの首都ビェンチャンから25キロの位置にあります。目の前の川はメコン川、対岸はもうラオスです。このメコン川がベトナムのサイゴン(ホーチミン)に続くとのこと。
サイゴンは3年前に行ったので、なんか不思議な感じがしました。
国境の町はテント張りの露店が連なり、なんか怪しいものや偽物で溢れかえっています。どうも年をとったせいか、物への興味がわきませんでした。結局、今回の旅行で、自分へのお土産は、国境の街のキーホルダーとつばの長さが気にいった白い帽子だけでした。
帰りに道に、ワット・ケークに寄りました。(タイ語では、お寺をワットと言います。)一目でこの奇妙な仏像群に魅かれました。
うまく言えないが、芸術文化の違いと表現力の卓越さを見ました。 ワット・ポーチャイという由緒あるお寺にも行きました。
タイは平地ばかりで1000m級の山もほとんどないそうです。コンクリート舗装の道路の周りには、延々とサトウキビ畑が続きます。もう、ここにも将来の燃料資源として、先進国資本の影が忍び寄っています。沿道にはタタ自動車、現代自動車の看板も、トヨタ、いすゞの看板に割り込んでいます。この1日の小旅行の道中で、2回も自動車事故を見ました。 疾走する車窓から
タイの田舎都市にも、既に資本主義経済による近代化が着々と進んでいると感じました。
何となくさみしい・・・。