久しぶりに鰻を食べた。去年の大晦日に浅草で食べて以来だ。確かに去年は鰻が高かったので、鰻を食う機会がなかった。約半年ぶりである。今年は、新聞情報などでは、少し安くなりそうなので楽しみである。
鰻や寿司を食べるとき、まあ、天ぷらもそうだが、日本料理はフランス料理、イタリヤ料理に引けをとらないと思う。むしろ優っているとさえ思うこともある。むろん中華料理などは眼中にない。
料理は美味くて当然だが、日本食は美と粋の文化である。そして世界に誇れる日本人の一品とも言える。近年、ラーメンは中華料理の域を超えて新たなヌードル系の日本食となった。カレーも、日本独自のものに作り変えてしまっている。とにかく日本人の食に対する美意識と飽くなき挑戦の意欲は素晴らしい。
我々世代が地上から消えた後に、極東にあるこの小さな国は、邪悪な隣人たちに、裏切られ、苛められて、工業力も経済力も、その優位性を失うかもしれない。しかし、この国の食文化だけは、器用に、強かに、生き続けていく気がする。