玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

姑息な憲法解釈

2015-06-15 22:37:42 | 憲法

戦争を絶対しない平和国家という夢を留めているネジが全部抜け落ちたような情けない政治状況となった。

首相が愚かだと、恥ずかしい国家になる。普通の人間が考えれば、集団的自衛権は当然憲法違反だよ。それが解らないとは、そもそも法的なものの考え方ができない人間なのか、それとも単に知力が欠けているのか、我々庶民には到底理解ができません。

議員数の優劣が民主主義の根幹であるとする閣僚たちの顔付を見ていると、彼らは政局や状況判断でしか物事を見れない異種の人間のように見える。まあ、残念だけど、盆暗首相と貪欲軍師の合作の所業としか見れない。暴走内閣をコントロールできない自民党は、結果として、無能力者集団であることがよく判った。

米ソ冷戦が終わり、米国一極体制が続かず、イスラム教のジハードによるテロの頻発、中国覇権の擡頭と、21世紀に向かって日本が平和国家として生きていくには、非常に厳しい政治状況にあることは誰もが解っている。今こそ日本の国の自衛を真正面から考えなければならない時期に来ているようだ。

そろそろ小手先の憲法解釈論議はやめよう。政府は国民に真正面に向き合って憲法改正の必要性を説明する責任がある筈だ。こういう時こそ、政治家冥利に尽きるのではないか。国民には、日本の平和をもうアメリカに依存できないこと、平和を守るには国民の負担が必要であること、そして、新たな道を進むには、何よりも主権者である国民の意見を尊重すること、こうしたことを、芯の通った政治家であるならば、明確に発言するべきである。

コメント (1)
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