今の安倍内閣を厚顔内閣と名付けたい。「私に任命責任があると思います」それでチョンと打ち切り。なんか誠意がない。厚顔無恥である。「安保法制は憲法違反ではありません」とオウムのようにそれしか言わないで、チョン。これは厚顔無知であった。まあ、嘘でも、バカでも、自信を以て明確に言えば、自分は偉いんだから、それで通ると考えている。こういう人は、他者の人格や意見を全然認めない人だね。
日米首脳会談で訪米した時に、安倍首相は「『ハウス・オブ・カード』(簡単に言うと、政治家があらゆる権謀術数を使って、最後は大統領を途中で辞任させ、副大統領から大統領になる物語)は麻生副総理には絶対に見せられない」と冗談を云って周囲を笑わせたというが、このドラマは20回ある。ほんとに彼が見たのか、そんな暇があったのか穿鑿はしないよ。あのドラマは、主役の夫婦(ケビン・スパイシーとロビン・ライト)が終盤に近づくほど益々嫌いになってくる不思議なドラマだった。普通は主役が好きになるのにね。政治家は悪人の最高の職だということに気が付いた。
女優ロビン・ライトの鍛え抜かれた肢体は魅力的だ。腹から太腿までの筋肉がとくに美しいのだが、歩く時は威張って外側に足を蹴飛ばして歩くのが印象的だ。実生活では俳優のショーン・ペンと暮らしたとか別れたとか。そのショーン・ペンは最近脱獄したメキシコの麻薬王の事件で世界的に話題となったが、かつて映画では、『I AM SAM 』(2001年)で7歳の知能程度の父親役をやった。他の役者が懸命に障がい者のものまねをしていたのに、彼は完ぺきに障がい者に成りきっていた。素晴らしい役者魂!彼はマドンナとも結婚していた。
マドンナの映像を見ると、確か彼女は身長164センチと、西欧人としては小柄だが、それを全く感じさせない伸びやかな肢体で踊っている。彼女は年を経るごとに、鍛錬によって肉体を改造していった。一方、ガガは超高いハイヒールで身長を盛って、顔や身体には奇想天外なモノをくっ付けて肉体を造形物にしてしまう。
人は自分を変えたいと思う。本来の自分を自分以上の人間に見せたいと望む。しかし、それで得られた生活、そして、その地位は、はたして長持ちするものなのだろうか。政治家の顔は肉が厚くてほんとの表情が見えない。それは何かを強引に物事を進める時には、一つの無粋な方法になるかもしれないが、決して民衆から愛される人物に成れない。政治家が悪人の最高の職でも、その人柄が民衆に愛されなければ、本当に国民を騙したとは言えない。