あくまでも推測だけど、・・・。当たってないと思う人がいても、それは構わない。
前川さんが文科次官を辞めさせられたときは、官邸を通さない天下りの責任を取らされた。しかし、あの時、他の省庁には何のお咎めもなかった。他の省庁が文科省より品行方正とは思えない。官邸(首相)の云うことを聞かない(=忖度しない)場合の、彼は見せしめにされたのである。
次に、自民党(=官邸)は、辞職して自由になった前川さんの講演活動にも介入してきた。個人の自由な活動の権利を阻害するばかりか、かつての部下にもわざと手伝わせた。残酷な仕打ちである。これが彼に対する官邸の非合法な刑罰(=私刑・リンチ)である。
だから、彼は「首相答弁に自分の名前を勝手に使うな」ということを云わざるを得なかった。「自分は首相(=首相秘書官)から命令を受けたと感じた」と云ったのだ。彼の生きる(=存在する)という最低限の闘いでもある。
この政権はまったく法治主義に立脚していない。時代錯誤にも、全体主義の専制政治をめざしている。ただ、名門の三世政治家として、首相(=総理)という地位に恋々としがみ付くために。