この本は活字の様式や大きさによって視覚的に訴えようとしている。どういう意図か分からないが、若い人に受けようとしたのかもしれない。
1941年12月8日の朝、真珠湾攻撃の日の著名人の感想である。たまたま、ゴシック体の太い活字ばかり、…?
保坂の『あの戦争は何だったのか』新潮新書によると、当時の徴兵制度においては、男子は満20歳になると徴兵検査があり、17歳~40歳位までの男子はすべて兵役の義務がある。身長152センチ以上、視力0.6以上、期間2年(海軍は3年)だそうである。赤紙(召集令状)一枚で召集される。
皮肉な見方になるが、40歳という運命の切れ目で観ると、其々の言葉の感じ方が変わってくる。