近年、新聞各紙は客観報道という自民党A政権の罠にはまって、権力や周りの出方ばかり気にして、独自の大胆な行動がとれていない。
また、政府を監視・批判するというジャーナリズムの本来の役目を忘れて、相手側が用意した記者クラブという制度の中で、与えられた規格品の情報を得て、それを右だか左だか分からないが、適当に味付けして記事を書いているだけであろう。
自ら、足を使った記事などほとんど目にしない。果ては、各社の差が出ないように、記者同士の談合に足をとられて身動きができない。とくにくだらないことは、記事にしないという暗黙の無視協定まで結んでいるように見える。
新聞社も所詮は企業、一般の企業のように人気商品を作って、その注目度によって、広告料と販売売り上げを稼ぐことに躍起になっている。
かつてマスコミが作った人気商品は、田中角栄や石原慎太郎かも知れないが、近年、マスコミが作ろうとした商品は、そのまんま東や橋下徹、今では名前すら忘れたが、野望の党の女性知事、少し時間が経過して、彼らをよく見てみると、彼らは単なるタレントで、お笑いタレントの政治版でしかなかった。
良い商品が作れなければ、結局不況業種だね。だからか、消費税対象から逃れたいと、また政権に揉み手をする。これじゃ、どうしようもない悪循環である。