先日のネットの「永田町フ―ウン録」で、平野貞夫氏が悲痛な顔で云った。「今の安倍政権が進める改憲は9条ではない。既に法律的に集団的自衛権は行使できるのだから、それが主眼ではない。実は他の改憲項目が問題なのである」それでは何かと云うと、「家族と緊急事態条項」だと言った。
なんかいまさら、家族?を中心とした、その天皇を親とし、国家を家族になぞらえた戦前の天皇制を言っているのだろうし、緊急事態条項も北朝鮮などの非常時態の時の建物物移動とかが、頭をかすめた。
今更、軍需工場の総動員体制でもなかろうにと、…。ましてや、徴兵制などは?と打ち消したが、唐突感は否めなかった。
ところが、近年の「日本会議」関係の本では、櫻井よしこ氏は、9条改正を語らず、緊急事態条項と家族の2点しか語らなかったとのことであった。
何かが、ピンと来た。アメリカは北朝鮮やイスラム圏との緊張をむしろ望んでいるのではないか。そして、日本に対して、戦費、つまり自国の軍需産業を守るために、より以上の軍備調達を求めるとしたら、アメリカの法外な軍事製品を購入するには、今の日本は貧乏になり過ぎた。
その時にこそ、緊急事態条項を使って、肥大した福祉や年金をむりやりに削って、高価な米国の兵器を購入・調達するのではないか。
そのために国会を通さない政令(勅令)による予算執行をめざしているのではないか。だから、令による平和なのである。これはでき過ぎかな?でも、安倍は怖い。これは事実だ。