キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

引越し前のソーシャルサポート

2010-12-05 22:50:31 | リストラから教えられる人生

引越しまで10日余り。スケジュールが過密化してきたので、所属のチャーチの人たちに頼んで、食事を順番に持ってきてもらうことにした。アメリカでは、子どもの出産、家族の病気、引越し、などの時期にこういうソーシャルサポートが得られるのが嬉しい。

メニューをリストにしてみるとこんな感じ。メインデッシュ&サラダ、パン、デザートも一緒に添えてもらえるのがありがたい。さらに気の利いた人は、紙コップ、紙皿、プラスチックのフォークやスプーン、紙ナプキンまで添えて持ってきてくださる。

Cheese Ravioli

 

Chow Mein Cassarole

 

lasagne

 

Tortelloni Soup

 

Japanese Food

 

Indian Meal

 

Picante Chicken

 

http://www.takethemameal.com/ こういうウェブサイトがあり、ネット上でいつ誰がどんな食事を持ってきてくれるのかが一目瞭然。

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カレンダーとにらめっこの毎日

2010-12-03 23:09:24 | リストラから教えられる人生

引越しまで、11日。

教えている2コマの授業の期末ペーパーの採点が当面の課題。幸いティーチングアシスタントが、それ以外のペーパーの採点をしてくれたり、授業を何回か担当してくれているので、それだけでもありがたい。

自分の家の引越しと平行し、大学の自分のオフィスも片付けで、必要なものは家に持ってかえる。学科長に相談すると、担当して1年以内の科目のテストやペーパーは全て保存しておく必要があるらしいので、ダンボールに収納する。

自分が担当していた科目の視聴覚教材,資料などは、次の担当者に引き渡すために、ダンボールに入れて整理する。

数日前に、原稿を書き直して再投稿した日本のジャーナルから、1月5日までに修正して提出して欲しい、そして2月に再審査するという連絡があった。コメントの中心が、もっと日本の文献調査をしっかりして欲しいという要求だったが、日本のジャーナルや本はこちらからは手に入りにくい。もし郵送してもらっても引越しと重なって書き直す時間はあるのだろうか。そういうことを考えながら不安になる。重なる時には重なるものだ。

明日は、夫のもと部下たちが何人か家に来てくれて、ベットや机を解体し、引越しトラックに積みやすいようにガレージに運んでくれるらしい。年末の忙しい時期に、ありがたい。ヘルニアの腰痛に悩む夫は、最近荷造りで無理をしているせいか、腰の痛みがひどくなってきているのが心配。

戸棚と冷蔵庫がだんだん空っぽになってきた。忙しくて、栄養のバランスがだんだん悪くなってきたので、気をつけよう。グリーンスムージーを朝1杯だけでなく、一日数回飲んだ方がいいのかもしれない。 

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今後の不安

2010-11-27 22:20:22 | リストラから教えられる人生

先週はストレスで口内炎が二つもできてしまった。あまりに痛くて夜も眠れないくらいだった。

家探し&子どもの学区決め&私の就職という人生の節目になる出来事が同時に重なり、選択肢の中から一番いい道を選ばなければというプレッシャーが重たかった。そして、日本に住む父親の手術。本来ならば長女の私は、里帰りして傍についてあげたかったが、両親の大丈夫という言葉に甘え、次女の妹に頼むことにした。

こういう時に限り、学生からのメールがどんどん送られ、ずっと連絡がこなかった共同研究者から原稿について問い合わせがくるので、忙しさが何重にも響いてくる。

結局、シンプルな生活というより、子どもたちが大学予備校と地元で命名されている高校へ進学できる学区に引越しすることに決めた。今私たちが住んでいる地域と教育環境を変えるのは、子どもたちの可能性を閉ざしてしまうのではという配慮だった。

このCollege Parkと呼ばれている公立高校は、APクラス(上級クラス)をかなり取得することができるらしいし、数年前からは、Academy of Science and Technologyと呼ばれる特別プログラムが設置され、学区のトップクラスの子どもたちを集めて実験的に教育を行っているとか。さらに課外活動にもかなり力を入れているらしいので、高校に入学すると毎日勉強と部活でかなり忙しい時間割になるらしい。

日本のように、受験して希望する高校に入るわけではないので、どの地域に住むかということで、子どもの教育環境が随分変わってくる。そういうことで、夫は1時間かけて自宅から職場に通勤することに決める。もともとヘルニアで腰痛に悩み、1日に2度30分のストレッチをし、1時間ジムでエクスサイズをする夫には、こんなに通勤に時間がかかってしまい、やっていけるのだろうか。しかも博士課程に入ると、いつ宿題をする時間があるのだろうか。そういうことを考えるとますます不安になり、不眠になってしまうが、当の本人はあまり心配している気配なし。

信仰がしっかりしている夫は、私のように人間的にいろいろ考え悩み不安になるのは、エネルギーの無駄だと思っているらしい。

 「なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6章28節‐34節)

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アメリカ失業手当制度の矛盾

2010-11-23 10:39:20 | リストラから教えられる人生

失業手当をもらってからそろそろ3ヶ月。受給をストップされないためには、職業訓練、職探し日記の提出などいろいろ求められる。

このように手当てをいただけるのはありがたいことだが、腑に落ちないのがこの2点。

新しい仕事の開始日の1ヶ月前まで、就職活動をしなければならないという義務が課せられている。たとえば、夫の新しい大学の仕事は1月3日からなので、12月3日までは、続けて就職面接を受けたり、応募し続けなければならないらしい。

ということで、オファーをもらってから別の3つの大学より電話面接をしたいという連絡がきたが、それらにも応じなければならないというややこしい状況が生じてきた。そのうち2つの大学は、別のスケジュールとの兼ね合いで電話面接をキャンセルすることができたが、今週は何も理由がなかったので、夫は悩みつつも就職電話面接をすることにした。

今朝はその大学との20分の電話面接。1,2週間後に本面接に呼ばれるかどうかの連絡がくるそうだが、もしそうなれば今度は断らなければならないが、そうしたら失業保険は打ち切られるのだろうか。

もう一つの腑に落ちない点は、毎週就職活動をしているという証拠を3種類提出しなければならないらしい。願書を送る、面接をする、就職の問い合わせをする、などらしいが、インターネットでの就職活動は含まれないらしい。夫のような専門職は、そうたびたび募集がないので、週に3種類もの就職活動をするのは非常に困難。

こういう矛盾が起こるのも、制度の利用者のモラルが低下していることからくるためと考えられるが、一貫した制度ではなく、利用者のニーズや事情に応じた制度が必要なのだはないかと思う。

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The Woodlandsに住むことに決める

2010-11-20 16:15:00 | リストラから教えられる人生

夫がテキサス州の大学からオファーをもらい、今週は家と子どもたちの学校探し。そして私の就職活動の開始。

過去13年間に9回引越ししてきた私たちは、かなり手馴れたものと思っていたが、今回は非常にややこしかった。

数多くの学校を見学したり、スクールカウンセラーや校長、副校長、特殊教育の教員などとミーティングをした結果、子供たちが新しい地域にスムースに適応できるためには、今子供たちが通っている学校と大体レベルが共通しているThe Woodlandsの学区に引越しすることに決める。

このThe Woodlandsは、現在は人口9万人のヒューストン郊外のホットなコミュニティー。2009年のForbesのアメリカでもっとも住むのに理想な町の14位に選ばれたこともある。http://www.forbes.com/2009/07/07/relocate-relocation-cities-lifestyle-real-estate-affordable-moving_slide_15.html 

町中にゴルフコースが7つ、コミュニティプールが20箇所、コンサートホール、湖、トレイル、ショッピングモールやセンターなどがそろっていて、教育熱もかなり高いらしい。

ただ、これから片道1時間近く、車通勤に時間がかかるのが、気が重い。子どもにベストな教育環境を与えたいという気持ちの夫は、1時間通勤する覚悟を決めたそうだ。慢性のヘルニアで悩む夫の腰痛は、こんなに長く車に乗っていて大丈夫なのだろうか。

いろいろ悩みながら、眠れない夜をすごす。

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家が売れない悩み

2010-11-09 22:10:28 | リストラから教えられる人生

昨日は、不動産屋とのミーティング。

私たちの家は7月から売りに出したが、その間、見に来たのは1件だけ。

私たちの町は、大学が大幅な財政削減をここ数年繰り返していることから、景気が悪く、家がなかなか売れない。今年は去年よりもさらに悪化。

価格を15000ドルほど下げることにしたが、これでも売れるかどうかは保障がない。

不動産屋いわく、景気回復のためにInterest Rateは30年ローンで3.8%までに下がったそうだ。今、家を探している人にはありがたいタイミングだが、家が売れない限り、私たちも次の家の購入は気が引ける。

レンタルの場合、ペットがいると断られる場合が多いので、猫と犬のいる私たちは立場が弱い。

夫の母が、シェークスピアを知り合いの人がビーグルを探しているので譲ってあげたらどうかと言ってきた。ありがたいお申し出なのかもしれないが、家族同様に接しているシェークスピアを人手に渡すのは悲しい。その知り合いの人は、もうすでに1匹ビーグルがいるそうだ。シェークスピアも一緒にじゃれる犬がいるのはいいことのなのかもしれないが、やっぱり辛い。

シェークスピアの犬友達のオーナーかつ私たちの不動産屋のステファニーは、「シェークスピアはあなたたちと離れたら性格が悪くなって、薬で安楽死させられるわよ」と極端なことを言う。

また悩みの種が1つ増える。。。

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オファーのその後 その2

2010-11-07 13:34:47 | リストラから教えられる人生
前回の続きになるが、Spousal Accomodationのシステムがないだけでなく、引越しの費用も出ないことがわかった。

これまで在籍・就職していた大学では、引越手当てとして年収の1割程度が至急されていたが、そういうものはないらしい。

夫も現在、無職というハンディがあるので、あまり強気で交渉を進めることもできず、もう一つ面接を受けたばかりの大学の返事を待つ先に、今日中に決めてもらわないと、別の候補者にオファーがいくと言われ、正式に引き受けることにした。

大学のレベルとしては、今まで所属していた大学に比べると落ちるが、仕事自体がレベルアップしたので、夫にとってはキャリアアップの絶好の機会。しかも、大学側の注文で、博士過程に進むことになったので、失業がプラスに働いた例といってもいいのかもしれない。

夫のこれからの直属の上司にあたるAssociate Provostは、数年のうちに現在のProvostが引退する際、その後継者になる強力候補らしいので、そういった意味でも仕事を失う今回のようなことは、ないようだ。今の大学で3年前に夫を採用したVice Provostは、去年癌を患い、治療の効果もなく亡くなってしまった。そういう経緯があるので、自分の上司のキャリアも気になるところ。採用委員会長の話によると、Associate Provostはあなたのこと、とても気に入っていてぜひ雇いたいと言ってたのよということなので、夫も嬉しかったらしい。

Spousal Accomodationというアレンジメントがないため、これから私も就職探し。今の大学とは、来年の夏までオンラインで1コマずつ春と夏学期それぞれ教える予定なので、とりあえず仕事はあるが、その後が心配なところ。

引越し費用も、かなりの痛手。車では、ノンストップ35時間の距離。引越しの搬送費用もすべて自腹なので、ともかくモノを処理したり、売ったり、寄付したりすることで、最低限のものだけ持参する予定。ネコ2匹と犬1匹も一緒に移動するので、どんな珍道中になるのだろうか。

オファーを正式に承諾した10分後、東海岸の名門大学から電話面接をしたいとメールがくる。こういう機会を逃したのが残念でたまらないが、この大学での就職の競争率はかなり厳しいだろうし、これで良かったのかもしれない。


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オファーのその後

2010-11-05 14:53:44 | リストラから教えられる人生
夫は、もう一つの大学での面接を終えた。今まで見たキャンパスの中で一番美しかったというくらい環境の素晴らしいところだったらしいが(さすがリゾート地)、仕事の内容はイマイチだったらしい。いろいろなグループや部局との面接が用意されていたらしいが、人が集まらなかったり、参加者がゼロだった場合もあったらしく、それ程大学が力を入れているポジションではないらしい。

そう考えると、2週間前に面接を受けた大学のオファーを正式に受けたいところだが、一つの不安材料は、私の仕事。

これまで私たちが所属してきた大規模の州立大学AとBでは、Spousal Accomodation (採用のオファーを正式に承諾する条件の1つとして、その配偶者やパートナーの仕事も保障する。非常勤などで雇う場合が多い)をProvost Officeが3年間、その際の費用の半分を賄うというシステムがしっかりあったが、今回夫がオファーをもらった大学は、それがはっきりしていないらしい。

聞いてみると、そういう可能性はあるが、保障はできないという返事。このようなDual Career Coupleのために、近辺にも沢山の大学があるからそこもオプションだというような曖昧な返事だった。

いろいろ調べてみると、Spousal Accomodation には是非論があるらしく、特に tenure-track faculty して伴侶を雇った場合には、その学部のプログラムの質が下がる恐れもあることも指摘され、微妙な問題らしい。しかし大学院などで恋に陥った研究者たちが、共に働ける職場を求める率はますます増えているらしいし、全米の大学でSpousal Accomodation をどのように扱っているのかという調査もなされているとか。

僕の妻は、別に tenure-track facultyでなくてもいいし、Part-timeの仕事でも十分だというメールを出してみたが、どういう返事が返ってくるのだろう。相手側の気分を損ねず、うまく交渉を進めていくのはリスクを伴うし、はらはらする。

ネットでいろいろ調べてみると、極端な場合は、面接の際、結婚指輪を外し、ナイトライフの話を興味を持って聞き(シングルに見せかける)などという例も挙げられていたが、Dual Career Coupleは、大学にとって重荷のようだ。採用面接の際、離婚を勧められたという極端な例も挙げられ、選択が迫られそうだ。

そういう中、知り合いのクリスチャンの人から、励ましのある聖句をもらった。

「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない」
 箴言16章3節

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オファーをもらう

2010-11-03 13:20:45 | リストラから教えられる人生
解雇を告げられて145日目、無職になってから55日目、A大学よりオファーをもらう。

B大学への面接に出かける途中のことだったので、夫も半信半疑で電話を受け取った。

電話をかけてくれたのは、将来の直接のボスになるAssociate Provostではなく、採用委員会の委員長。夫はびっくりし、もう少し早く連絡をもらえれば、このB大学での面接を断ったところだけど、ここまで来たのでとりあえず面接を受け、またすぐ連絡すると伝え、電話を切る。

夫の本音はA大学。仕事のランクづけから考えると、A大学のオファーをもらった仕事は、ついこの前までの仕事よりもさらに地位の高い仕事で、B大学の仕事は、同じレベルだが、オフィスが非常に小さいのであまり実力を発揮する機会がない様子。

A大学は、本来ならば博士号を持つ人を採用したかったらしい(前任者も博士号取得者)。面接に出かけた時も、採用委員会のメンバーと立ち話する機会があった中で、「博士号を持っていないのが非常にマイナスなのよね」と言われ、もう一人の志願者(この人は博士号取得者)にオファーがいくだろうと落ち込み帰ってきたところだった。

実はこの大学の公募を見た時、夫は絶対無理だと思って願書を出すことも考えなかった。しかし、私がだめでもいいから出すだけ出してみたらと無理やり勧めたのが始まり。しかも願書締め切り日を過ぎてから書類を提出したというありさま。慌てて出したので、推薦者のところに誰の名前を書いたのか覚えていないくらい、半分諦めていた様子。こういうおせっかいな妻のやることも、たまにはいい風に働くことがあるのかもしれない。

そう考えると、やはり奇跡だとしか考えられないし、夫はこれから待ち受ける規模の大きな仕事にわくわくしている様子。明日はB大学との面接だが、夫は気持ちの上ではもうA大学に固まっているようだ。

来年の夏まで仕事が決まらないのではと不安になった日もあったが、信仰心の強い夫が、確信を持って道が開かれると祈り、信じてきた結果が昨日の出来事だと思う。また回りの人たちの励ましや祈りにどれだけ支えられてきたか、感謝してやまない。
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リストラから教えられる人生 その20

2010-11-01 12:15:08 | リストラから教えられる人生
明日の朝、夫は3時50分にタクシーに来てもらい、飛行機を乗り継いで面接に出掛ける。

今度の面接先は、聞いたこともない大学だったが、リゾート地で有名らしい。

不動産を調べてみると、さすがスキーリゾート地らしくログキャビン風の家が多い。しかも値段も高めなので大丈夫なのだろうか。

今の家が売れないまま、次の家を購入するとなると、ローンを組むのが大変になる。家をレンタルするという手も考えたが、昨日不動産に電話して聞いたところ、この地域は全てのレンタルがペットお断りらしい。

反面、夫が1週間少し前に面接に出掛けた地域は、家の価格が非常に安い。探せば、プールつきの家が150,000ドルほどで買えないこともない。アメリカは住む地域によって、ずいぶ生活経費(Cost of living)が異なってくる。

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子どもの学校はどうなるのだろう。

レベルの低い学区へ引越ししたことを考え、ホームスクーリングについていろいろ調べてみた。

今までは、自分にはできっこないと決め付けていたが、オンラインで子どもが学んだり、セルフラーニングというプログラムもあるらしい。親が教えなくても、そういうシステム環境を整えてあげることで、子どもが自発的に学んでいけるらしい。

私の周りにもホームスクーリングをやっている友達は、何人かいるので情報を少しずつ集めてみる。このようなホームスクールの掲示板を教えてくれた友達がいた。

http://www.welltrainedmind.com/forums/index.php

また、Googleで、「働く親がホームスクールすることが可能か」「英語を母国語としてなくても、ホームスクールが可能か」などと検索してみる。

こういった回答を読んでいくと、全く無理なことでもないらしい。

最近では、高校をドロップアウトした生徒たちが、ホームスクールリングを勧められているらしい。親が高卒でなくても子どものホームスクールも可能なようだ。なかなか信じられない話だが、要は子どものやる気を育て、スケジュールをしっかり管理してあげることなのかもしれない。

いろいろ考えることが多いが、まずは仕事が決まることが第一歩。
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さらに予想外のことが起こった日

2010-10-22 16:33:51 | リストラから教えられる人生
今日、朝から夜まで1日就職面接。

彼の30分の休憩時間に合わせて電話をかけて様子を聞いてみると、Job Talkの最中に緊急事態発生で、しばらくプレゼンテーションを中断しなければならなかったらしい。

誰か銃を持った人がキャンパスにいるという情報を受け、ただちにキャンパスが閉鎖されたらしいが、結局のところ誤報だったとか。この前テキサス大学での銃発砲事件を受け、大学側も敏感になっているらしい。

そのためにプレゼンテーションに在籍していたAssociate Provost(もし採用されれば、直接の上司にあたる人)も途中退席し、最後まで夫の話を聞けなかったのが残念。

それにしてもいろんなことが起こるものだ。
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予期してなかったことが3つも起こったストレスの日

2010-10-21 22:42:29 | リストラから教えられる人生
昨日はストレス、ハプニング続きの1日だった。

第一は、次の日に就職面接を控えた夫が、20時間くらいかけて作成したJob Talk用のプレゼンテーション、PREZを操作を間違えて消してしまった。

2週間前に使い始めたばかりのソフトウェアで、このようなハプニングが起こった時に電話対応してくれるカスタマーサービスがなく、結局掲示板に書き込んでみたが、数時間待っても会社から対応がなかったので、あきらめて最初から作り直す。

無理してPREZにこだわらなくても、PowerPointでいいんじゃないの?と勧めてみたが、こだわりがあるらしい。幸い、殆どのグラフィックはデスクトップに保存してあったので、テキストを思い出しながら作成し、2時間ほどかけて仕上げた。 

二つ目の予期していなかったことは、火曜日に電話面接を受けた大学から次の日に電話がかかり、11月の初めにぜひ本面接にきてほしいという連絡だった。嬉しいことだが、今週の金曜日に本面接を受ける大学からオファーがきた場合のことを考えると、どうしたらよいものかと迷ったが、結局受けることにし、飛行機の予約を入れた。

飛行機代は立替なので、もしこの先に受けた大学からオファーを早々に受けた場合、面接をキャンセルするとなると、その費用は本人が持たなければならないというリスク。しかし、そうもいってられないので、投資と考えることにした。私たちが住んでいる州からこの州までは、ほぼアメリカ大陸を斜めに横断するという遠距離。朝の4時頃家を出発し、到着は夜の10時。飛行機は2回乗り換えることになり、まるで海外旅行だ。

三番目は、私の授業でゲストレクチャーしてもらおうと思っていた人に、前の晩に突然キャンセルされてしまった。彼は、私のTAのHusbandで、流産後の処理をなるべく早くしたいということで病院の予約をその日にとったらしい。付き添っていかなければいかないということで、断られてしまった。事情はとてもよく分かるが、1時間15分の授業の準備を短時間でできる程の英語力はとてもないので、非常にストレスを感じてしまった。結局、ビデオを視聴し、その後質問を用意して、答えを紙に書いてもらうということで、対応することにした。PBSが教育ビデオを豊富に揃えているので、その中で授業のテーマに沿ったものをオンラインでどうにか探しだし、使うことにした。

翌朝の7時の飛行機で面接に出掛ける夫を車で空港に送っていくために、朝の5時半に目覚ましをかける。夫のスーツケースに衣類を詰め込んで、Expediaで次のインタビューのための飛行機を予約し、最後の荷物を確認しているうちに、二人とも就寝したのは11時半すぎ。
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リストラから教えられる人生 その14

2010-10-18 22:47:00 | リストラから教えられる人生

今日は悲しい出来事があった。

私のティーチングアシスタントを務めてくれているMさんが双子の赤ちゃんを流産してしまった。

地元の病院ではできない検査を、車で1時間半のもう少し大きな町の病院でやるために、日帰りで出掛けた矢先のことだった。

予定していなかった妊娠⇒流産、というパターンは私自身も経験したことがあるので、その複雑な気持ちが良く分かる。

先週、新しいアシスタントを雇ったばかりの私は、また悩んでしまったが、、新しいアシスタントにやめて欲しいというわけにもいかない。

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話は変わり、今週は二つの面接が予定されている。一つは本面接でもう一つは電話面接。仕事の内容が違うので、面接の答えも微妙に変えなければいけないが、電話面接の方は、あらかじめパソコンに自分なりの面接ノートを作っておいたので、それを見ながら答えることができるということで、夫の気持ちも楽らしい。電話面接の後、本面接によばれることになるのだろうか。

本面接の方は、空港で迎えに来る人の顔写真、面接の日の夕食がメキシカンとシーフードのレストランのどちらがいいかと丁寧に聞いてきた。次の日は土曜日だが、半日、地元のエリアをAsoociate ProvostかAssistant Vice Presidentのどちらかが車で案内してくれるらしい。夫は緊張するだろうが、そういう機会をつくってもらえることが嬉しい。

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リストラから教えられる人生 その13

2010-10-15 22:27:10 | リストラから教えられる人生
前にも少し触れたが、私のティーチングアシスタントを務めてくれているMさんが、1ヶ月前に予定外の妊娠。しかも双子と分かり、ずっと体調が優れない様子。ちなみに彼女は、39歳で3児の母親。生まれてくる赤ちゃんを数えると5人になる。

1週間前に出血が始まり、急遽、救急病院に行き、無事に赤ちゃんたちの命は食い止めたものの、出産までベットで安静にしなければならないらしい。

そこで、私のジレンマが始まる。もし夫の仕事が決まり、今学期中に引越しすることになれば、授業はいったい誰が教えるのだろう。このアシスタントの仕事の収入をあてにしている彼女の家族(彼女の夫は院生でアシスタントシップのみ)のことを考えると、やめて欲しいとも言えず数日間悩み続けた。

妥協策として、彼女にはベットの上でもできるペーパーの採点を週6時間頼み、別の院生にキャンパスでの仕事を週4時間お願いすることにした。この院生は、ティーチングアシスタントを何度も勤めた経験があるらしく、私が引越しすることになっても、一人で授業を担当できるといってくれたので頼もしい。

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夫は、来週に控えた面接でのJob Talkのために、プレゼンを作成した。今回は、PowerPointをやめ、新しいプログラムに挑戦してみる。PREZという名前で、日本語版も出ているらしい。1ヶ月無料で購入し、もし将来も使うことになるのなら年間59ドルらしい。

http://dev.screw-axis.com/doc/prezi/

夫は昔の写真を引っ張りだしたり、ネットでグラフィックを探しながら、製作過程をずいぶん楽しんだようだ。

今朝は大学から連絡がきて、採用委員会の一覧表とそれぞれのポジション、各カレッジの学部長と副学部長の名前なども詳しく書いてあった。おまけに現地の来週の天候まで教えてくださり、なんと丁寧なもてなしなのだろうと感激する。

さてどうなるのだろう。
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リストラから教えられる人生 その19

2010-10-11 14:46:13 | リストラから教えられる人生
解雇の直後から8月にかけて4つの大学に応募した。

最初の2つの大学は、面接までこぎつけたが、選抜されなかった。そのうちの1つのアイビーリーグの大学は1流の法律事務所で働いている人で、しかもボストン大学で法律の博士課程を優秀な成績で卒業した人を採用したらしい。そう考えると、太刀打ちできなかったわけが納得できる。もう一つの大学は、どんな人を採用したのだろうか。

4つの大学のうち、3つ目の大学は22日に面接。もう一つの大学からは先週メールが送られてきて、さらに詳しい情報を教えて欲しいとの内容だった。どちらの大学も、南の州立大学。どうなるのだろうか。

3つ目の大学からは、詳しい面接の日程表が送られてきた。朝から夕方まで、ひっきりなしの面接。大学の副総長(Provost)との面接、各学部長(Dean)たちとの面接などが予定されている。Associate Provostとの面接が一番最後に予定され、募集要項によると、この人の監督のもとで働くことになるらしい。

30分程度のJob Talkがスケジュールに組み込まれているので、ここでいかに自分のビジョンや能力をうまく伝達していくかが問われる。大学の求めているものと一致するようなものをここで提供できたらいいが、ウェブ上での情報では分かりにくい。

ゴルフカートでキャンパスツアーというのも、アメリカらしい。これまでの面接では、キャンパスツアーは常にスケジュールに組み込まれていたが、ゴルフカートというのは初めて。短時間でいろいろなビルディングを訪問できるので、効果的なアイディア。

こういう予定表をみるだけで、大学のその職への思い入れが伺われる。かなり精妙に準備している様子から、夫もこういう大学で働きたいという気持ちが固まっているようだ。
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