キキ便り

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リストラから教えられる人生 その17

2010-09-12 03:53:58 | リストラから教えられる人生
私の90%の予感は、あたっていた.....

夫は、昨日の午後、採用責任者の人にメールを送った。普通は、大学側から返事がくるのを待つのが通常なのだが、夫が職を失う日(9月8日)までには、なるべく返事を出すようにしますと言ってもらえたので、思い切ってメールを出すことにした。

面接後、最終候補者をランクづけし、現在そのトップの人と交渉しているらしい。ここまでくると、よほど予想外のことが起こらない限り(たとえば、その人が複数からオファーがきている。現在勤めている大学の給料アップのために、他の大学からのオファーをもらうことで交渉に利用する)、ありえない。

夫よりも私の方がショックだった.....

その大学は、その州ではリサーチ大学としてはナンバーワン(助成金の合計金額)で、私が興味ある分野の研究がどんどん行われていることを知っていたので、ポスドクかリサーチアソシエートとして雇ってもらえないかと期待していた。

私は教育歴(teaching experience)は日本を含めると20年ほどもあるが、研究の実績が乏しい。つい3日前にも、夏休みに修正して再投稿した原稿が不採択になったという連絡を受け、落ち込んでいたところだった。研究者としての経験と力をつけるには、リサーチ大学で研究修行をするのが一番いいのではとプランを立てていたところだった。

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このブログを読んでくださっている人たち、中には心配してこれからどうするのだろうと私たちの身を案じてくださっていると思う。本当に心配をかけてしまっているが、生活に関しては、9月末までは給料が支払われる予定だし(病休が給料に換算できるらしい)、10月からは私の収入と失業保険で、当分は貯金を崩しながらやっていけないこともない。

今は、10月に面接に呼んでもらっている南の大学に期待し、その他にも少しでも可能性のある大学や職に応募していくことで、今学期中に道が開かれるようにと願っている。

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あるクリスチャンの方が慰めにこのようなメールを下さった。

彼も無職で苦しんでいた時、あるミネソタの大学に応募し、最終候補者2名のうちの1名として面接を受けたらしい。面接は非常にうまくいき、面接者のある人は、君はトップ候補者だよと教えてくれたらしい。全て順調に進んでいたので、ミネソタでどこに住むかという話や今の家を売りにだそうという話を妻と進めていたそうだ。しかし大学から連絡が来ず、1ヵ月後に別の候補者が選ばれたという手紙を受け取る。

しばらくなぜ自分が選ばれなかったのか理由が分からず苦しんでいたが、その4ヵ月後、同じ地域に住んでいた彼の父親が亡くなり、家の整理や母親のサポートなどで引越ししなかったことが幸いしたらしい。採用が決まらなかったのが、そういう神の御心があったのかと思ったらしい。それから数ヵ月後、学会で今の職場のボスと出会ったらしい。彼女がそのミネソタの大学で自分が面接を受けた時に勤めていたことを知り、話も合い、今私の大学、こういう仕事を募集すると思うからまた連絡するわ、と言ってもらい、その後面接に呼ばれ、決まったらしい。

私たちも、今は理由は分からないが、もっといい道が開かれることを期待し、祈り待ち望んでいこうと思う。
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