行ってまいりました。麻路さき他OG出演の「シアタードラマシティ30周年」のコンサート。
最初このポスターを見た時、「何でこのメンバー」って思ったのは確かです。和央ようかが浮いてる感じがして。
でも、後から考えるとこのキャスティングはベストでした。
ところで、シアタードラマシティ30周年と言われても関東に住んでいる私にとってはピンとこないんです。大体、日本青年館に来るし。どれがバウでどれがシアタードラマシティか、あまりよくわかってなかった・・・・
でも作品群を見るとなるほどと思いました。
上は69期から下は97期までの人達が歌い継いでいくんですけど。
1幕開いて色々な過去作品の映像が流れ、大浦みずきのダンスを映像と一緒に見事に踊る娘役発見。それが風花舞です。
もう眼福っていうか、嬉しすぎて泣きそうに。
だってあの風花舞のダンスをまた見ることが出来るなんて、もう奇跡だわーー!!と思いません?
それから麻路さきの「ライト&シャドウ」からシメの「ACTION!」までノンストップで歌って踊っていくのです。
大体、聞いた事があるなあというものばかりで。
ただ、和央ようかが「WING」を歌い始めた時、いきなり最前列の数人、前方の一列位が立ち上がって拍手し始めたんです。私、唖然としました。
だっていくら何でも非常識じゃないですか?
係のお姉さまが慌てて止めに言ったけど間に合わなかった
和央ようかの「WING」は確かさよなら公演の前のシアタードラマシティだったけど、事故を起こして中止に。そのリベンジで・・ってタカちゃんは言ってたけど、ファンもそれは嬉しかったと思うけど、まさか立ち上がって後ろの視界を遮るなんて思わなかった。
怒り心頭。ヅカOGファンってこんなに非常識になったのでしょうか?
風花舞の「今が幸せ」を聞くと、やっぱり小夏はこの人じゃないと困るなと思ったし、
北翔海莉の生「次郎吉」を振り付で見ることが出来て幸せでした。
でも一番の目玉は麻路さき、稔幸、愛月ひかる、北翔海莉の「星を継ぐもの」じゃないでしょうか?ああ、この人達、全員星組にいたんだ~~~って思ったら感動が。
ラストの「ACTION!」も振付もよかったし、一気にみんな若返ったような気がします。
2幕目は「レビュー・明日への希望」から始まりました。
小林公平を偲んで彼が作った曲、彼が好きだった曲、さらに
互いに歌って見たいものを歌うという企画だったようです。
大鳥れいの「夜明けの序曲」は聞きごたえがありました。
舞台では貞奴はこの曲を歌わないのですが、願いがかなったと言ってました。
麻路さきの「風になりたい」はいつもOG公演ではこればっかりなんですけど、やっぱり生で聞くとすごかった。何がって、歌の向こうに白城綾香が見えるんですもの。
この観客を引き付ける力は素晴らしい。
それは稔幸もそうで「青い星の上で」では本当に星奈優里が見えるなと。
北翔海莉が軍服を着て歌った「群青」は泣けましたし、「SHE」という曲で、後ろに星吹彩翔を従えて手話で歌ったのも本当に素晴らしかったです。
大鳥れいがどうしても「ファントム」のカルロッタをやりたくて、カルロッタさんのあの難しい曲を歌ったのですが、彼女のカルロッタもありです。
そして和央ようかと愛月ひかるの「ファントム」は学年差を吹き飛ばして愛月がお父さんに見えました~~悪いけど彩風咲奈のキャリエールよりよかったかも。
さらに麻路さきと風花舞が歌って一緒に踊るシーンもあり、マリコファンとしては「風花舞になりたい」って感じです。
全体的に重要な所は麻路さきと稔幸が担当し、あとは和央ようか以下に歌って踊らせてって感じです。振付もよかったし。
何度でも見たい公演でした。
麻路さき・・・往年のトップは貫禄がいや増すばかり。でもなんていうか、とても緊張してたみたいです。喋りとかしめは「ノルに」と言ってあまり表に出ない様にしていたような?
でも、娘役をエスコートする姿とか抱きしめ方が昔と変わらずキュンキュンです。
稔幸・・・細くなったなあ。うちの二若君と同い年の子供がいるとは思えない。歌唱力もアップしているし、すごく回りを明るくするオーラが健在でした。
風花舞・・・ダンスは勿論、歌も上手で華もあり、今から月組に戻ってもいいかもって思ってしまいました。麻路さきと稔幸にエスコートされるシーンがあって終わった時、照れた感じでお辞儀してたのがまた可愛い。娘役ってこうでないと。
和央ようか・・・背中まである髪をそのままだらっとしているのに、なんでこんなにかっこいいの?足長っ!衣装似合う!歌うまっ!あの自信なさげなたかちゃんはどこへ行った?新たなファン獲得。次回、姿月あさとと湖月わたると舞台をやるようですが、別格で美しくかっこいいんだろうなあと思います。
大鳥れい・・・関西弁でなまってて、明るく喋る大鳥れいが本当の姿なのでしょう。カルロッタの歌の素晴らしさといい、はっちゃけて場を盛り上げていました。
北翔海莉・・・まあ、退団してからそんなに経ってるわけじゃなし。っていうかそのまんまで嬉しかったなあ。相変わらずの歌唱力だし、愛月と踊っていると宙組って感じですよね。
アンサンブルではやっぱり星吹彩翔が一番目立っていました。
ドレス姿が可愛いのと、圧倒的なダンス力、そして歌うと男役ってところが。
うちの姫にとっては初めて生で見る麻路さき・稔幸・風花舞だったので、そりゃあもう感激しまくりで。憧れの人「麻路さきに会えた~~」と大喜び。
舞台の前日も「ジュビレーション」見て元気になってって。つまり彼女にとって麻路さきの作品は元気の素なんですね。
姫がまだ3歳くらいの時から星組のビデオを流しっぱなしにしてたおかげですっかり麻路さきを身近に感じるようになってくれて母としても嬉しいです。
それで!歌劇団様「ACTION」をDVD化するなりスカステで放送するなりやって下さい。
カット部分が多いのも知ってるし、口パクがあるのも知ってる。ショーの部分がダメならせめて芝居の部分だけでも見たいんです。私が一番最初に買った宝塚のビデオなんですから。
マリコさんの作品は「ヘミングウエイ・レビュー」も全然放送されません。
著作権とか色々あるのはわかるけど、じゃあ、せめて「ACTION」くらいは。お願い。
今更だけど、和央ようかに惚れ直してしまいました。
そのうち、スカステで見たら「ふぶきさんが言ってたのってこれか」と思って頂けると思います。