昨日、つらつらとネットを見ていたらこんな記事が。
もうねーー 正直いって呆れました
厚生省は夢のような「1・40」なんて数字を追ってないで現実を見るべき
じゃないのかしら?
本気で何か政策をとれば出生率が回復して年金が安泰になるわけ?
そんな未来に生まれてくる子供に全責任を負わせるような
「年金制度」ではなく、もっと違う方法を考えたほうがいいんじゃないの?
厚生省のおじさま達は、現在の出生率を支えているのがどんな世代か
知っているのかしら
いわゆる、「理想の出産年齢」である20代後半から30代前半じゃなくて
10代から20代前半の「出来ちゃった婚」と、
30代後半から40代前半の「駆け込み出産」だったりするわけよーー
若い子持ちには体力があるけど経済力がない・・
ゆえに「下流」になってしまう可能性大
駆け込み出産組には財力と知力はあるけど体力がない・・
おまけに育児と老人介護が一緒になる可能性が大きく、職場での
立場が辛いものに・・・一歩間違えば「下流」に転落。
そして、理想的な年代は「結婚する気もなければ子供も持つ気なし」
というのが多かったりしてーーー
政府は「国民が思っている理想的な子供の数は1家族あたり2人な
わけだから、その通りに産ませてあげれば年金は安泰」と思っている
らしいですが、世の中そんなにうまくいくなら苦労しないのよっ
(心で「2人子供がいたらいいなあ」と思うのは簡単。でも大抵は
それと引き換えに失うものの多さにぞっとして考えを改める事に)
「出産・育児」は女性にとって、人生の一大転換期になります。
生活環境の変化たるや男性の想像を絶するくらいです
そして、誰でもこのギャップを素直に受け入れることが出来ないわけ。
だから「作る気ないけど出来ちゃったから」あるいは
「今しかないので万全の体制を敷いて臨むぞっ」という事になるわけ。
昔は「出産」は「自然の摂理」だったと思います
でも今は「選ぶもの」に変化しました。その価値観を今さら「自然の摂理」
に戻そうとしてもうまくいくわけないと思います。
若年出産の場合も高齢出産の場合もリスクは高いです。
そして「産み盛り」の人達は、目の前の仕事や娯楽が大事。
「オタク」とか「ニート」とか「自己愛」に浸る人も多くなっています
「結婚」も「出産・育児」も「干渉」の一つと考えれば、かなり「めんどくさい」
ものである事は確かですもの・・・
厚生省のおじさんが頭をひねったくらいでは、そうそう具体的な解決策は
出ないと思いますよ
今、「男女参画事業」で理想的に平等な結婚・育児生活が出来る層と
いったら、公務員同士のカップルか、労組のしっかりしている
メーカー系大企業共稼ぎカップルじゃないかしら?
これらのわずかな層に沢山子供を産んで貰い、
若い「できちゃった婚」カップルに補助金を出し、「駆け込み出産」組には
「育児と介護の両立」を図れるような政策を採る・・・
(考えただけで不可能に思えるけど、公務員さん達は頑張って出産してね)
でも・・・先を考えれば考えるほど、日本の「育児環境」は悪化するばかり
のような気がしますけどね
誰でも我が家みたいに、子供達の誰かが病気になるとお手上げ状態で
仕事に支障をきたすような生活はしたくないと思いますもん。
(旦那が会社でどれほど肩身の狭い思いをしているかと思うと
気の毒だし、私が二人いればいいのにと思うこともしばしば。
特に今回みたいに姫が入院しちゃうと、「ヨンジュナがいなければ誰の
手を借りる必要もなかったなんだなあ・・・」と悲しい事を考えて
しまいます。身勝手だけど、そう思わざるを得ないようなストレスがある
社会なんですね。日本は)