とうとう・・・丹波さんが霊界にお帰りになった・・・・・
今時他に比べるものもない程にご立派な俳優さんだったので
非常に残念です。
ご冥福をお祈りします
それにしても・・・・あらためて、丹波さんってすごい俳優さんだったのね。
私などは物心ついた時には「Gメン75」くらいなもので
正直「007」とか「砂の器」などは知らないんです
(「キーハンター」も確か土曜の夜遅かったから見せて貰えなかったし)
気がつくと、いつも時代劇で特徴的な演技をする方・・というイメージでした。
あの独特の語り口は見ている人をぐぐっとひきつけて離さないものでした。
私が印象的だったのは、日テレ年末時代劇の「白虎隊」です。
あの時、丹波さんは神保修理のお父さん役でしたーー
息子が切腹する時、雪の上にかさをぱらっと落として
「修理・・許せっ 許せっ」と言って泣くのですが、もうこの場面は
号泣・・・
さらにいよいよ自分が切腹する時になると、その潔さったらなくて。
本物の武士なんだなーーーと思いました。
(丹波家は元々名門らしいので・・奥さんの事を「女房殿」って呼ぶのも
違和感なかったよね)
最近は息子さんと一緒に旅行番組に出ているのを見てました
息子夫婦と孫に囲まれて旅行をするんだけど、どんなときでも
マイペースに行動するので面白かったです。
でもちょっと体の具合が悪いんだろうな・・・と思ってました
(温泉に入らないシーンが結構あったから)
最後のお仕事は映画で「遺影」役でしたっけ?
最後の最後まで「演じて」いかれたんですね
84歳といえば大往生の部類に入ると思います。
ワイドショーで言ってましたけど、直前まで非常に元気で
食事もきちんととって、体を拭いて髪も整えて上機嫌で眠った・・・と
思ったら息をしていなかった・・・というご最後だったそうです。
どんな人も「かくありたい」と思うような最後で「死に様」の潔さに
ほれぼれしてしまいます。
霊界の研究を沢山されていましたから、今頃はきっとあちらで
一番かっこよかった頃の自分に戻って奥様と一緒に過ごされているのでは?