昨日?渋谷のあたりで大規模な尖閣諸島のデモがあったの?
でもテレビは報道しないし、ネットのニュースでも流れない。
日本も北朝鮮と似てきたのかしら・・・・・
写真を見ましたが2600人以上集まったって。ひょえーー
男女逆転「大奥」 (ニノファンは読まないように・・・・)
昨日、レイトショーで見てきました 姫がどうしても見たいというので。
中々原作を読む勇気はないんだけど(絵が苦手で)
好きなタイプの話ではあるかもねーー
でも総じて感じた事は「時代劇初心者向け及び若者向け時代劇」といった
ところでしょうか
普段から歌舞伎や時代劇に慣れ親しんだ人達には、言葉遣いから
立ち居振る舞いまで許せないことだらけでしたから
言葉遣いが気になって
二宮和也が演じた水野祐乃進は貧乏旗本の長男。19歳
掘北真希が演じたお信は田島屋という薬種問屋のお嬢様。
まず、この二人の言葉遣いが気になったのね。
水野はべらんめえ口調の江戸言葉・・・なのはいいけど、「つーかさあ」
とか現代語が混じり、およそ武士らしくないっていうか?
それからお信はお嬢様だもん。芸者みたいな喋り方はしないんじゃない?
水野の事を「旦那」って呼ぶけど、19歳に旦那はないでしょう
「祐乃進様」が正しいのでは
江戸の庶民風をイメージしての言葉遣いかもしれないけど、薬種問屋の
お嬢様だしねーー べらんめえは変
また、店の水撒きをしている時に将軍と出会うシーンがありましたが、
お嬢様は水撒き・・・・しないんじゃない
それから水野の母が「旗本家の長男」と言っていたけど、「旗本家」って
いうかなあ・・・「旗本の家」ならなじみがあるけど。
また、松島が自分の事を「御中臈」と言っていたけど、自分に「御」って
つける?
また、家継が死ぬシーンで、回りがみんなして「家継様っ」と叫んでいたけど
名前は呼ばないでしょう・・・普通は「上様」だよなあ。
耽美的になりきれない理由
いわゆる「男色」シーンですね
水野が同僚に襲われそうになるシーン
垣添に「思い出を」と言われてキスするシーン。
多分、竹宮恵子や萩尾望都のマンガなら美しく、ドキドキキャーーっの
シーンになる筈なんだけど ならないっ
なぜ?それは二宮君が「受け」にも「攻め」にもならないからです・・・・・・・・・
最初の方で女性とHしてるシーンもありまして。でもそこにも「男」を
感じないっていうか 色気っていうかフェロモンっていうかそういうのが皆無。
完璧な「草食系男子」そのものなのねーー
松島に肩を寄せている鶴岡
嫉妬に燃える鶴岡が水野を組み伏せるシーン
まあ、大倉君はかなりご成長したし?髪型も似合って玉木君との
ラブラブシーンはそれなりに・・・・・ でもなぜかこちらもドキドキせず。
本来、道場で腕を切られた水野が鶴岡に組み伏せられてとどめを・・
なんてシーンは耽美中の耽美っ の筈なんだけど、子供の喧嘩に見えて。
キャラ的には大倉君が演じた鶴岡がいかにもBLに出てきそうだけど
いかんせん水野のキャラがまじめすぎ
藤波と松島のラブシーン
ここはさすがに大人同士っていうか、佐々木蔵之介&玉木宏ですから
見ごたえあり・・・だったけど、この二人、どっちも「攻め」なのよねーー
「ラブ・シャッフル」の谷原&松田程ドキドキはしませんでしたよーー
柴咲コウを何とかしてっ
何が嫌って、その「歩き方」です 仕事が出来るキャリアウーマン風
将軍様を演出したつもりなんでしょうけど、ドタドタと急ぎ足で歩く姿は
庶民そのもの しかも完璧に歩き方が洋服と同じになってる。
さらにすその払い方がまた下手すぎて・・・・
喋り方はとても時代劇とは思えず 周りの和久井映見が上手なので
余計に欠点が目立つというか
また「質素」を演出しようとしてねずみ色の着物を着ていましたが、老けて
みえすぎ
とても「独身の処女」設定には見えず・・・という事は、この人と一夜を共に
したばかりに「処女体に傷をつけた」かどで打ち首になる水野の説得力が
ありません (ああ、花總まりだったら完璧だったのに)
男性の方々も長い裾を引きずって歩くのは大変だったと思いますけど
明らかに苦慮しているのが見え見えで・・・せっかく綺麗な衣装を着せて
貰ってるんだもん。立ち居振る舞いは優雅に見せて欲しいわ。
(エキストラ的とはいえ、アナウンサーを4人も使う意味がどこに?)
とにかく衣装は綺麗
さすがにお金をかけただけあって、衣装・セットはかなり豪華。
韓国史劇を見ていると、王族達のド派手な衣装に驚くのですが、
日本には日本の「色」があり、それが衣装によく生かされているなーと
感じました。
特に「青」・・・いたる所に出てくる色ですが、鉄の色のような沈んだ感じが
なんとも雅。また水野が着た「漆黒」黒に黒の流水を入れた一品ですが
これが最高にかっこいい
また柴咲が着ていたねずみ色の重ねも、上品そのもの
時代考証には力を入れたというけど、藤波様の部屋の畳には
じゅうたんのようなものが敷かれていたけど・・・それにあの時代に
ガラスのろうそく立てってあったの?
「質素・倹約」が至上命令の吉宗。服装は地味なのに金杯で酒を飲む
ってあり?
総じて・・・主役クラス3人以外はよい出来だったと思います。
水野の母の倍賞美津子さん、父の竹脇無我さん(体・・大丈夫?)
そして台詞は一個だけど、その座っている姿がりんとして美しい
いかにも「武家の息女」たる白羽ゆり
無論、阿部サダヲも完璧でしたし、玉木宏も佐々木蔵之介も。
柴咲コウは完璧にミスキャストでした。演技力の前に立ち居振る舞いと
言葉遣いに気をつけて欲しい。
二宮和也は、背が低いのに両脇に玉木&大倉&佐々木と来ると、必要
以上に背が低く見えてしまい気の毒
最初の女性とのHシーン、将軍を抱きしめるシーン、掘北にキスするしーん、
ラストの抱きしめるシーン・・・全て課題あり
もうちょっと「男」を感じさせてくれないとなあ・・・ その「草食系っぷり」が
ニノの魅力なんだろうけどねーー
肩があまりにもなめらかで女の子みたいで。お母さんとしては
「ニノや。いい子でお休みねーー」って言ってあげたくなりました。
掘北真希は・・・台詞が台詞だったのであまり、おきゃんな部分が出なかった
かなあ。でも転んでなくシーンは絶品でした