ふぶきの部屋

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家政婦のミタ

2011-12-22 12:43:00 | ドラマ・ワイドショー

 最終回の視聴率が40% すごいっ すごすぎるっ

11年ぶりの快挙なんだとか。

だから今朝も日テレは「ミタさん祭り」なのね。

その自画自賛ぶりはちょっとしらける部分もあったけど・・・・・・

 

 家政婦のミタ 

全体的に見てよく出来たドラマだったと思います。

脚本に「サプライズ」要素が盛り込まれた事でミステリアスで毎週わくわくしました。

これは「女王の教室」も同じで、脚本家のセオリーなんでしょう。

さる週刊誌には「昭和の大映ドラマそっくり」と書かれてあって笑いました。

確かにそうだわ

「赤いシリーズ」などを排出した大映ドラマの特徴は「ありえない大仰さ」で

それが毎回話題になっていたものです。

いわば平成の大映ドラマなのか・・・単なるオマージュなのか・・・

視聴者も何か「サプライズ」を求めていた部分にきっちりとハマったという事でしょう。

この際、設定上

 妻が自殺するほどの夫婦の間になぜ4人もの子供が?

 一介のサラリーマンになぜあのような豪邸が買えたのか?

 失業してもミタさんを雇う余裕があったのはなぜか?

などという矛盾を突くのは野暮というものなんでしょうね。

そういった矛盾をものともしないヒューマンストーリーが描かれていたのは

事実ですから。

 

最終回は「ママになって」という子供達の願いを聞き入れたミタさん。

旦那に婚姻届を突きつけ、初日から「母親」として振舞う。

家政婦時代と豹変したその姿。

いきなり子供達に厳しく接し始め、それを嫌がった子供達はうららを選ぶという

ストーリー。

でも、ミタさんの言うことは一々もっともなことで

「食事中は携帯を使ってはいけない」

「長女なんだから手伝え」

「きいは来年学校なんだから甘えるな」

「家計の事を考えて質素なメニュー」

「前妻を思い出させるものは排除していく」

これに反抗する方がおかしいわけ。

結果的に子供達は『自分に都合のいい母親」が欲しくてミタさんを選んでいた

という話になるのですが、そこらへんを指摘せずに終わったのが残念。

 

また、スペシャルの冒頭に三田家の姑さんが出てきて子供達と口論になりましたが

それっきり?

この際だったらこっちの決着をつけるべきだったのではないかと。

結果的に別れのシーンが長すぎて。間延びしたなあと。

ま、しょうがないのかもしれませんが。

 

ラスト、パパを馬鹿にしてた部下が嫁に逃げられるシーンが一番すかっとしました。

 

松嶋菜々子にとっては本当の意味での「女優開眼」のドラマになったようですね。

 

コメント
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