大空祐飛、来年の7月で退団ですか・・・・
本当にお疲れ様でしたーー 色々苦労があった78期の生き残りだもんね。
それはのちのちたっぷりと書く事にして。
今年はあまり宝塚を見たとは言えない年でした。外部公演に至ってはわずか5本。
宝塚にしても何度も見たいと思う作品がなくて。たまにあっても「我慢しちゃおう」で
終わり そういう時代になったんだと思います。
今年の宝塚は去年の「いじめ裁判」の余波が大きくて、VISAの冠は減るわ
夢華あみ抜擢で新生雪組自体がバッシングされる始末
大震災後の対応もまずくて「国情を考えずに上演している」とバッシング。
今年は「古くからの観客の心が離れていった年」になったようです。
熱烈な誰かのファンでなくても定期的に見てくれるファンが宝塚には必要。
そんな人たちを敵に回した事は大きい。来年はそのツケを払わされる結果になるかも。
もはや組替えとかイベントでは埋められない歌劇団と観客の溝
アイドル路線に走るか、原点に戻るか・・・どっちがいい?
作品を見ても、今年は駄作が多かった(いつも?)
特にショーが・・・私はショーが好きなので消化不良のものばかり見せられては
かなり悲しい
芝居に関しては脚本家が小柳菜穂子を除いて誰も成長しなかったという事が
大きかったのでは?
書きなぐってそのままの脚本を上演するというおんはお客に対して失礼でしょ。
いい加減に「脚本審議委員会」でも設けてきちんと添削作業をしないと、日本語が
おかしい、表現方法がおかしい作家だらけになってしまいますよ。
観劇して一番印象に残ったのは、やっぱり震災直後の雪組でした
最前列のど真ん中なのに隣がいなくて、しかもムードが引きっぱなし。
それでも舞台とは不思議なもので、こういう悲しい時にこそ宝塚歌劇は必要なんだと
痛感しました。
フィナーレで余震があり、「お願い、やめないで」と祈った事は忘れません。いまでも
ビデオを見ると思い出します。
もし、あの大震災がバルコニーの場面だったらと思うと恐くて
夏場、節電の為に消えたシャンデリアが悲しかったなあ。
最優秀作品賞
・星組 めぐりあいは再び (小柳菜穂子)
・月組 ダンス・ロマネスク (中村暁)
両方とも大作ではないけど、「宝塚」というものをきちんと理解して楽しませて
くれました。小柳さんには今後もこの調子で頑張って欲しいと思います。
主演男役賞
・ 大空祐飛
「誰がために鐘はなる」「美しき生涯」「クラシコ・イタリアーノ」どれも頑固で
渋くて感情の発露が難しい役でしたが、男役としての集大成を見せてもらった
ような気がします。本来は「育ちのいいお嬢さん」なんだろうなあと思うけど、それが
ここまで男っぽく、渋くなってくれるとは・・・組子だけでなく生徒達全員は大空に
学ぶべきだと思いました。
助演男役賞
・ 真風涼帆
「メイちゃんの執事」「めぐりあいは再び」で順調な成長振りをアピール。
今年は主演作もあり、大型な人なんだろうなあと思います
安心してみていられるのが一番かも。
主演娘役賞
該当なし
娘役の不作を歌劇団はどうするおつもり?
蘭乃はな → 硬すぎてダメ
蒼乃夕妃 → 美しくない
舞羽美海 → 化粧が下手
夢咲ねね → そこらへんにいる娘
野乃すみ花 → 万年子役
助演娘役賞
・ 白華れみ
「メイちゃんの執事」での恐ろしいほどの演技力。「ノバ・ボサ・ノバ」での
他を圧倒するダンス。「めぐあいは再び」の楽しい侍女。本当に何をやっても印象的で
一生懸命さ我最高。
・ 晴華みどり
「ロミオとジュリエット」のキャピュレット夫人、「黒い瞳」のエカテリーナ。
大人の色気が素晴らしい娘役さんでした。
最優秀歌唱賞
・ 霧矢大夢
特にこの曲が・・・というのはないんですけど、とにかく何を聞いても上手で
安心して聞き入ってられるという部分が最高なのかも。
月組さんは本当に霧矢なしではやっていけないほどになってしまいました。
最優秀ダンサー賞
・ 霧矢大夢
「ONE」のダンスが印象的でした。あんなに踊って大丈夫?みたいな。
でも完璧でした。
特別賞
・ 大湖せしる
「ロミオとジュリエット」の「愛」に対して。これで大湖ファンは増えたという印象。
普段はがらっぱち風なのにあそこまでたおやかになるなんて感動でした。
・ 蓮水ゆうや
「FNS歌謡際」で見せた「背中」に。
ワースト作品賞
・ 雪組・・・仮面の男 (児玉明子)
「バラの国の王子」を見た時、こがワーストだと思ったけど、それを超えるものが
あったとは。ある意味すごい。でもやっぱり金かえせーーー
外部公演でみた5本とは
DREAM TRAIL・・・・オギーの実力を見せ付けたいい作品でした。
MITSUKO・・・・超がつく駄作
ヴィクター・ヴィクトリア・・・・初演の頃よりテンポがよくて名作に。
ロミオとジュリエット・・・狂ったか小池!
ロコへのバラード・・・劇場がもう少し大きかったら。
鳳蘭のすごさを再認識しつつ。貴城けいの美しさに癒され、大月さゆの可愛らしさに
微笑、未来優希の包容力に安心。そして彩吹真央の完璧さに感動。