紀子妃殿下 お誕生日おめでとうございます
ますます健やかにお過ごし下さいますようお祈り申し上げます
最近の様子
最近の様子ですが、この夏は家族3人で、岐阜県と京都府を訪問しました。
岐阜県では、「全国高等学校総合文化祭(総文)」に出席しました。
地元の高校生たちが中心となって時間をかけて作り上げた開会式の第三部、開催地発表は、「青春(アオハル)」がテーマでした。
各部門の紹介をつなぐ演劇「子ども卒業式・アオハルって?」では、舞台上の高校生が、自分たちは子どもなのか、それとも大人なのか、考え悩む自分たちの思いを率直に表現し、アオハルは十人十色で、それぞれの道を切り拓こうとしていると語っていました。
全国から参加している高校生たちは長男も含めて、そして私たち大人も一緒になって、青春(アオハル)の舞台にそれぞれが心動かされていたように思います。
長男が全国の高校生たちの作品や発表を見聞きし、岐阜県内各地の高校生が数年前から協力し準備して大きな祭典を作り上げてきた様子にふれる大事な機会になりました。
また岐阜では、長良川で鵜飼を代々受け継ぐ宮内庁式部職の鵜匠と会いました。
長男は、鵜匠から1300年前から続く伝統漁法の技に関する話を初めて聞き、「いつかぜひ見にきてください」と誘われ、うれしそうにしていました。
長良川沿いの宿泊先の部屋から、遠く鵜飼船のかがり火の風景を眺めることもできました。
京都では今年、「第27回国際昆虫学会議」が開催されました。
私たちはその開会式に出席するために訪れましたが、長男はこの会議の組織委員会からの招待で行きました。
限られた時間ではありましたが、会議のテーマである“Consilience”(知の統合)にちなんで、複数の分野(保全学、進化形態学、民族昆虫学など)の人たちから昆虫食やトンボの研究などの話を聞く機会をもつことができました。
また、並行して開催されていた昆虫の絵画展や写真展も観賞しました。そこでの出会いや交流から、さらに視野を広げていくことを期待しております。
先週末には長男が通う高校の文化祭がありました。
長男はクラスの企画に参加し、友人たちと校内をまわって、残り少なくなってきた高校生活を楽しみ、大切にしているように感じました。
いつもですと、パリ五輪などに触れたり能登地震について話したりするところですけど、珍しく夏の公務に集中してお話に。そして悠仁殿下との関りを中心に書かれています。
<今後の進路をどう考え、サポートしたいか>
高校では、生徒たちが進路についての説明や、卒業生による進路・大学紹介を聞き、クラスで先生や友人と話す機会がありました。
学年が上がる中で、自らの将来について考えを巡らせてきたようです。
長男が好きなこと、学びたいことに取り組み、自分の興味を大事に持ち続けてほしいと願っています。
学ぶ場所は、長男自身がしっかり考え、決めたことを尊重したいと思っております。
進路を自ら決めていく過程で迷い、悩むこともあるかと思います。
必要なときに、これまで培ってきた力を発揮できるように、エールを送りたいと思います。
長男は9月6日に18歳の誕生日を迎え、法律の上で成人になりました。
しばらく先におこなわれる予定の成年式を終えてから、学業に支障がない範囲で、成年の皇族として宮中の行事や祭祀に参列するようになります。
家族と一緒に行事に出席することもあれば、一人で参加する機会も出てくることでしょう。公的な仕事においても、勉学に励む場や、それ以外の取り組みでも、それぞれに大切な学びがあり、役割があるように思います。
成年の皇族としての務めをひとつひとつ大事にして、経験を重ねてほしいと願っています。
はやり、18年前の事を思うと心が熱くなる私ですが、紀子様にとっても悠仁親王のご成長は感慨深いものがあるんですね。
そして東大云々の事も当然ご存知で、「長男がしっかり考え」とあらためて尊重されています。この所の署名運動などに本当に心を痛めていらっしゃる様子がうかがえます。
まっさきに浮かぶ言葉は「誠実」でございます。
心の支えと仰ぎながら生きてまいりました。
あふれでる感謝の思いをどうかお受け取りください。
そしてどうか、御身をこれまで以上においたわりください。
百歳までも健やかにお過ごしいただけるとありがたいです、無理を承知ではございますが。
悠仁さまの大学の志望校について、東大進学という憶測のマスコミ報道や反対の署名運動などいろいろありますが、この時期はまだ志望校をいくつか比較して検討する段階かもしれませんね。