お花畑の日本ではスペインで大規模な洪水が起きていた事も知りませんでした。
10月29日~30日にかけてバルセロナ地方を襲った大雨により、大規模な洪水が起きたそうです。
政府の初動が遅くて200人以上が死亡し、ボランティアなどが入っているものの、市民たちは怒り心頭。
日本では能登で地震が起き、バルセロナ以上の被害が出て、また川が決壊し洪水が起きて。それでも政府を責めたり、ましてや天皇を責めたりと言う事は起きなかったんですけど。
彼らは何に起こっているのか?
警報を早く出さなかった事でしょうか?
線状降水帯がしょっちゅう起きる国にいると、この怒りを誰かにぶつけるという感覚が理解しにくい。
いや、むしろ、こんな風に叫べたらきっと楽だろうと思ったりします。
国王夫妻は、被災地に入るも、泥を投げつけられ「人殺し」とののしられ。
それでも国王は必死に言葉を聞き、何か一生懸命伝えようとしています。
出ていけと叫ぶ市民。
こういう言葉は政府に言えばいいものを、なぜ国王に向けるのか。
なにやら「扇動」されているような気がするのですが。
だってスペインは色々な国の集まりだし、独立意識が高いし。
こういう事から「バルセロナ独立」みたいな事に持って行こうとする輩がいるのではないでしょうか。
それがわかっているから国王夫妻も、まだ治安が収まらないなか、被災地に出向いたのかもしれません。
王妃は何も言えず、ただ言葉を聞き、抱きしめる。
さすがに女性達は王妃を気遣う。でも、男たちはひどい態度だと思います。
一緒にいた州知事は先に帰って難を逃れたとか。そんな卑怯な話あるか!
こういうのって、本来は州知事や総理大臣クラスが受けるべき非難ですよね。
まるでキリストの受難に見えるフェリペ国王。ご立派です。
日本の場合、もしこういう事になってはいけないと、被災地がある程度復興してからの訪問にしているようです。
でもそれは本当の「訪問」になるんでしょうか。
「色々大変でしたね」しか言えない夫婦と、「見舞金」で感謝されると思い込んでいる日本の天皇家はやっぱり「ぽよよ~ん一家」と言われても仕方ない。
先にチャールズ国王はオーストラリアで罵声を浴びました。
「私達の国王ではない」とはっきり言われたけど、それでも頑張って公務に励んだそうです。卵を投げつけられても。がんを患っていても。
それでも王室を存続させる為には仕方のない試練なのです。
必要性がないと見られたら即、「共和制」「王室廃止」に動きかねない国だからこそ、必死に国民に向き合い、話し合い、共に涙を流すのです。
翻って日本はどうでしょうか?
皇位継承権を持つ男系男子が2人いるのに、それでも天皇の娘を次期に据えたいなどと馬鹿な事をいう勢力が拡大。
これもまた十分な「皇室廃止」運動の一つです。
騙されないで欲しいと思います。