退院しなかった義母

（ケータイから投稿です！）

昨日外泊という形で、家に帰り一晩過ごしたが、やはり一人暮らしは難しいと本人が納得し、今日の午後に病院へ戻った。



昨日は午後、下車駅の近くにある病院へ直接行った。前日に連絡してあったので、身仕度をしてちょこんとベットに座っていた。
いまかいまかと待っていた様子は、顔を出した私達を見た瞬間の満面の笑みでよくわかった。

家に連れて帰って、私達は夕食の買い出しに出た。水炊きにした。
久しぶりに家で温かい鍋を囲み、義母は美味しそうに食べていた。
お風呂から上がった義母は一人暮らしは無理だと腹を決め、でも生まれてから87年間住んでいるこの土地は離れられないので、同じ病院内にある療養施設に入ると自分から言った。
家は兄弟で時々見に来ればいいし。それが１番いい方法かもしれない。

昨夜は川の字になって眠った。
安心してぐっすり休めたようであった。

今日は母に携帯電話を買った。
持ち運びが出来る家電の子機と同じ要領だと教え、母の好きなピンク（色の感じはパープル）にした。
とても嬉しそうに持っていじっていた。

病院に送り届け、別れる時は、めずらしく泣かなかった。
年末には迎えに行き東京で過ごして貰うつもりなので、あと少しでまた会えるので悲しくなかったのかもしれない。
明日医師に連絡する段取りで病院を後にした。


現在京都を過ぎた辺り、のぞみの自由席に座っている。
22時半くらいには自宅に着けるだろう。
明日は挨拶状や年賀状を作成（おっとの手伝い）しないと年末は忙しくなりそうだ。