わが庵(いほ)は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいうなり
歌意 : 私の庵は都の東南にあって、このように心のどかに暮らしている。だのに、私がこの世をつらいと思って逃れ住んでいる宇治山だと、世間の人は言っているようだ。
作者 : 喜撰法師(きせんほうし) 9世紀後半の人。六歌仙のひとり。宇治山の僧という以外、経歴未詳
世間の人は宇治山で世の中を憂しと思って隠棲していると思っているが、自分は心のどかに暮らしているというのである。
人は人、自分は自分という考え方が出ている。
たつみ は東南。 宇治は早くから世間の俗塵を離れた清遊の地とされ、貴族の別荘も多かった。
宇治山は京都府宇治市の東にあり、現在は喜撰山と呼ばれている。
※文英堂「原色小倉百人一首」参考
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