玉川上水に親しむ会・第29期の定例会の場所を決めなくてはならず、
とりあえず案が出た場所の下見に行きました。
今回は私の提案で二ヶ領用水です。
2020年12月の第284回例会(第27期中)で六郷用水を歩きました。
六郷用水は多摩川の左岸側、狛江市でした。
今回の二ヶ領用水は多摩川右岸の神奈川県川崎市側です。
二ヶ領用水は稲毛領と川崎領のふたつの「領」に流れる農業かんがい用水として、
1611年(慶長16)に、小泉次大夫の指揮の元、14年かけて完成させました。
対岸の世田谷領・六郷領と合わせて「四ケ領用水」と呼ばれ、
小泉次大夫は工事を交互に進めたことから「双子の用水」とも呼ばれています。
二ヶ領用水にはふたつの取水堰があります。
南武線中野島駅近くの二ヶ領上河原堰と、登戸駅近くの二ヶ領宿河原堰です。
六郷用水は私が担当し、いつか対岸の二ヶ領用水も歩いてみたかったので、提案しました。
二ヶ領用水にはさらに「円筒分水」という巧みな分水システムが存在します。
8月14日(日曜日)下見スタート
南武線・登戸駅下車
北側に「登戸ポンプ場」があります。
堤防へ出ると、
登戸の渡し跡。
昔はあちこちに渡しがあって対岸に船で渡れるようになっていました。
私の好きな樋管があります。
登戸排水樋管 占用面積 411㎡ 占用者 川崎市
連絡先 川崎市上下水道局等々力水処理センター
右岸を歩いていくと、池が見えます。ワンドで水の学校などで使われるよう。
カメラを持っている人もいたので、カワセミなども見られるのかも。
手前が二ヶ領用水の取水口。奥は二ヶ領宿河原堰です。
用水の調整水門。
二ヶ領せせらぎ館に立ち寄ります。
水槽に小魚がいたり、沢山の資料が置いてありました。
堰の近くへ行ってみます。
1974年(昭和49年)の狛江水害を機に、洪水時の安全・川の安定維持の為、1999年(平成11年)に可動堰として改築されました。
ちょうど台風8号翌日でしたので、 濁流が流れていました。
下流側。水量も多い感じです。
すぐ近くに
舟島稲荷神社があります。
ちょっと休憩後、用水沿いを歩きます~
つづく