どくだみ

　「薔薇、百合、桜、スミレ、チューリップなどだったら、わかるんですけど・・・。どくだみですよ。どくだみ・・・ ！」と、先生。
私 「はぁ？・・・」
「私を花にたとえたら？って聞いたら、○○ちゃん、どくだみっていうんです。私、ショックでした。なんで、どくだみなのか・・・」
「も、も、申し訳ありません・・・」
　
　子供が小学校の時、担任の先生が個人面談の時に私にそう言われた。
なんでも　「トイレの外に生えているどくだみ！」だそうで、「人間の役に立つんだよ、先生。白い花がかわいいんだよ」と子供が言ったそうだ。
　先生は細面で眼鏡をかけている30代？くらいの落ち着いた感じの女性で、百合って感じ（ちょっとお世辞含む　　）かな。
　もう先生に申し訳なくて平謝りだった。

　今、あちこちでどくだみが咲いている。日陰に咲くし、悪臭がするし、葉っぱも深い緑であまり良い印象がない。　　
　通勤時に　　の窓から見えたので、昔子供がそんなことを言ったっけと思い出した。

　でもよく見ると、かわいい　　の形をした葉っぱだし、白い花　　も結構かわいいのではないかと思う。ちなみに、どくだみは、ドクダミ科の多年草で、薬草である。青汁は切り傷・ニキビ・水虫・皮膚病に効くし、服用すれば高血圧・肩こり・利尿作用・解毒効果もあるそうだ。自分で生から作って服用するのは大変だと思うが・・・。
主人も昔ドクダミ茶を飲んでいたらしい。会社の女の子がどくろのシールを貼った入れ物をくれたと言っていた。