奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき
歌意 : 人里離れた奥山で、散り敷いた紅葉を踏み分けて鳴いている鹿の声を聞く時こそ、いよいよ秋は悲しいものと感じられる。
作者 : 猿丸太夫(さるまる だゆう)八世紀から九世紀ごろに人物か。伝説的歌人
牡鹿が雌鹿を求めて鳴く、その鹿の鳴き声を聞く時を、秋の最も深い悲しみの時だとしたところに、この歌の特徴がある。
紅葉は晩秋を彩る華麗な風物であるが、当時は秋は悲哀の季節として思われていたようである。
このような季節感は、秋を喜ぶべき収穫の時節とする農耕生活からは生まれてはこない。
いわば田園の生活から離れた都会的精神によっているとみられる。
※文英堂「原色小倉百人一首」参考
秋は紅葉の季節、私も友人と紅葉の旅を計画しているが、自宅の庭にはらはらとアンズの葉が落ちてたくさんの葉が全部落ちていくのを見ると、なんとなく寂しさと冬に向かう厳しさを感じる。
昔の乙女?も、時としてロマンチックなので~~す
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