よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

かんぽの宿はスキャンダルの匂い

2009年02月06日 | いろいろ
写真の立派な施設。いくら入札とは言え、これと同じような物件が額面一万円そこそことは常識をはるかに超えていて、異常であると同時に異様でもある。これを千円や一万円で買って5千万6千万円で売り抜ける。世の中、こんな事がまかり通るのだから、あきれて物が言えぬ。そこには、法律に違反していなければ何でもやっていいんだという論理がアグラを書き、唯唯金儲けに邁進する企業の姿しか写らない。毎度の事ではあるのだが。

かんぽの宿の一括入札による売却処分にからんで、世を騒がし始めたが、ビッグ・スキャンダルの匂いがプンプンする。何故かと言うと、役者が揃っているからだ。

大手金融会社という綺麗な看板を見せながら、プロ野球球団まで所有し、政府の委員会にも属すると言う社会的地位を得たやり手トップだが、やはり、銭、銭、銭、なのであろう。それまでに知りえた内部情報をちゃっかり利用していたとしか言い様がない。
もうひとり、主役がいる。こっちも、きな臭い。旧財閥会社のトップだからと言って、人間がいいのかどうかは別物。昔、同じS銀行のトップ、今回の主役の当時の上司にあたるが、それが絡んだ、大阪の老舗繊維商社イトxxを舞台にした詐欺乗っ取り事件があった。きな臭い会社のイメージが付き纏う。同じ財閥系でも他の二つのM銀行からは、あまりスキャンダルが聞こえてこない。S銀行の闇深い体質かも知れぬ。

恐らく、この主役二人は同じ匂いを持ち、阿吽の呼吸で濡れ手に粟を目指した気がする。そこには、銭こそ我が命、というメッセージが溢れている。
銀行、大手ファイナンス会社、という綺麗な衣の下は、そこらの金融道に携わっているやくざローン会社と本質は同じだろう。

兎に角、国会にでも呼んで、アメリカ並みに徹底的にGrillingをすればよい。ひょっとして、その影に政治家が潜んでいるかも知れぬ。