よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

映画三昧 -何故アメリカのドラマが面白いか

2009年04月21日 | 映画
テレビ創世記、我々団塊世代はアメリカのドラマで育ったようなものだ。当時は日本のテレビ局もドラマをやるにはやったが、主流派アメリカのドラマで、「パパ大好き」のホームドラマから、「コンバット」のような戦争物まで、アメリカのお世話になっていたと言うわけだ。

毎クール、日本のドラマは殆ど見ているが、10本前後の放映の中で面白かったと思えるのは毎回3本くらいで、後は「可もなく不可もなく」以下である。

人気のあるドラマは日本もアメリカも同じようで、警察がらみの事件物が幅を利かしている。この事件物、アメリカのドラマが断然面白い。何故か。

物的設定が限りなく本物に近いことだ。最も人気の高い「CSI]というドラマ。最近は日本でもケーブルTVの普及で見ることが出来るらしいが、確か、スタート当初の2001年、巷でやけに新番組の視聴率が高い番組が出てきたと言うので、よし坊も、どんなものかと観て見たら、最初から圧倒され今だにファンである。死んだ人の状況だとか、死亡原因のメカニズムの説明等を実にリアルに見せる。この傾向は他のドラマでも同様だ。

もう一つ違う点は、アクションシーン。これは、映画でもそうだが、要するに金が掛かっている。半端じゃない。日本映画では到底見れない大掛かりなシーンだ。これがテレビドラマでも同じなのである。
1~2年前にあった「Bloody Monday]というテロリストを扱ったドラマがあった。筋書きの設定は少し変えていたが、オペレーションルームだとか、話の進め方が、人気ドラマ「24」からの借り物だと直ぐ分かってしまう。「24」を観た人には全く物足りない。

日本のテレビ業界も視聴率戦争で厳しいのだろうが、アメリカも相当厳しい。昨年だったか、映画俳優のレイ・リオッタが主演するアクションがスタートしたが、3作で打ち切りとなった。レイ・リオッタ、なかなかの役者である、その彼が出ても駄目なものは打ち切りだ。日本では到底考えられない。特に一部の芸プロに牛耳られている日本のテレビ界では彼らの顔色を伺いながら作るしかあるまい。

日本の真骨頂は、人情ドラマの類と時代劇なのだと思う。その時代劇も時代狭小やら衣装の保存で相当金がかかると聞いているが、これだけは団塊爺婆世代の楽しみだから続いて欲しいものだ。
因みに今よし坊夫婦は何を観てるかって? 「桃太郎侍」と「切り捨て御免」の二つ。1970年代の時代劇なのだ。インターネット様様の今日この頃。