よし坊のあっちこっち

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映画三昧ー ビビアン・リー

2009年07月18日 | 映画
女優は一様に美しい。だから女優になるとも言える。しかし、魅了された女優と言うのはそんなに居るわけではない。片手も居れば良い方だろう。

ビビアン・リーはその一人だ。「風とともに去りぬ」を観て、それで終わらなかった。都合6回も観てしまったのだ。何故そんなに観てしまったのか、いまだに分からない。と言うよりは、やはり、ビビアン・リーに参ってしまったのだろう。アメリカ人の根っこに今でも居座っている「Civil War」(南北戦争)を時代背景としてアトランタを舞台に繰り広げる壮大絵巻とでも言おうか。

これがクラーク・ゲーブルか、オリビア・デ・ハビランドって東京生まれか、等と話題も尽きない。映画のシーンもアトランタが燃えるところは圧巻、豪華絢爛盛りだくさんである。
原作者マーガレット・ミッチェルは地元ジョージア州アトランタでこれを書き、その後交通事故で早世してしまった。今よし坊は、ゆかりの地アトランタに住んでいるが、まだ、マーガレット・ミッチェル記念館には行ったことが無い。いつでも行けると思うと、なかなかチャンスが無いものだ。

ビビアン・リーにゾッコンとなってからは、哀愁、アンナ・カレニーナ、欲望と言う名の電車、そして愚か者の船と続いたが、やはり、スカーレットがあまりにも強烈だ。

インド生まれの、この野生的な小娘が、英国の名優、ローレンス・オリビエを射止め、更に、スカーレット役が見つからないまま撮影スタートした「風」の主役をも射止めたことは、かなりの強運の持ち主だろう。

最近の映画で、こういう風にゾクゾクっと来る女優がさっぱり居ないのは残念このうえもない。