よし坊のあっちこっち

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シュートは打ってみるものだ

2010年06月14日 | サッカー
注目のイングランド対アメリカ。勝てない試合をアメリカは1-1で乗り越えた。

今回のアメリカは相当レベルが高いから、いい勝負をするかと思ったら、いきなり先制をゆるし、がたついた。しかし、シュートは打ってみるものだ、いや、打たねば点につながらない。ラッキーボーイ、デンプシーのシュートは、キーパーの手をすり抜けコロコロとネットへ。

デンプシーは、ここぞという時に得点するアメリカチームのラッキーボーイだ。テキサスの貧しい家庭に生まれ、親父は、このサッカー少年の夢を実現しようと、6時間の道を車で送迎したという。彼が英国のフルハムにスカウトされた時、移籍金で親父にピックアップのトラックを買ってあげたという話は泣けてくる。

それにしても、アメリカの出だしの調子から見て、勝てない試合だった。特にパスが悪すぎる。後半になって更にひどくなった。マイボールにしたら、大事にしてパスワークで組み立て、スペースを作らないといけないのに、ワンタッチで直ぐに前方に送ろうとする短絡的なパスが多発し、ことごとく取られて反撃されるから、一向に攻撃のチャンスが作れない。いかにも、全てに合理的に考えるアメリカ人の、「労少なくして最大の成果をもぎ取ろう」とする国民性が滲み出ているような試合運びだ。急がば回れ、と思わず叫びたくなる内容だ。これでは先が思いやられる。スロベニアに負けたがアルジェリアもかなり強いから、相当な頑張りが必要だろう。

初戦はデンプシーに救われた。