よし坊のあっちこっち

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暴挙だ!!

2011年02月13日 | いろいろ
マエハラが「政治生命を掛けて」と威勢の良い言葉を吐いて乗り込んだロシア外交は、相撲で言えばアッサリと蹴手繰りでやられてしまった。青山繁治は、KYカンの暴挙発言の後のロシアの硬化を分析し、マエハラは今行くべきでない、と断言していたが、その通りになったわけだ。

思えば、政権交代後のミンシュ政権の施策の数々が「暴挙」の何ものでもない。まったく存在の意義すら疑わしく思える。あらゆる所で「改悪」が進行中という事になってしまった。

今回の北方領土問題でのロシアの外交に日本がひれ伏しつつある。政権交代後の外交の稚拙さと亀裂をいち早く見て取ったロシアは次々とジャブを繰り出し、唖然呆然の後の「暴挙」発言を掴み取り、一挙に足固めに入った。早速ロシアは中国韓国に経済開発タイアップを打ち出した。北方4島には、敗戦後、日本に裏切られた形で置き去りにされた多くの韓国朝鮮人の人達がいる。韓国が早速反応した。正に歴史が反抗の狼煙を上げた感がある。ロシアが経済的にも大国として復帰した今、領土返還は限り無く遠のいたと思わざるを得ない。

ソ連崩壊後の弱体化した時代に、日本はかなり領土返還の固めを進めていたはずで、先行二島返還論は極めて現実的だ。相手が弱体化した時こそ、付け入る隙がある。一気呵成にケリをつけるべきだったかも知れぬが、日本人はそこを躊躇する。それにつけても残念なのは、鈴木宗雄や佐藤優が葬られたことだ。政府にも外務省にもパイプが無い状態では、外交は進まない。ロシア大使がメドベージェフ大統領の動きを掴めていなかった失態は記憶に新しい。

解散総選挙でもない限り、現ミンシュ党政権が続くと思うと、ウンザリするが、近々閉カンしたあと、誰がやるのか。いないのだ。

オカダ? 教条主義者としては、左翼以上とも言えるオカダでは、あの大所帯を引っ張るのは無理だ。清濁併せ呑む資質がとりわけ求められる日本的政治では、彼はダメだろう。
マエハラ?歯切れのよさは、ミンシュ党随一だろう。聞いていて気持ちが良い、良すぎるくらいだ。しかし、それだけなのが問題。歯切れよく前には進むが、後に残るはゴミの山。弁論大会では優勝するだろうが、人物を含め、軽薄な印象で、「実」がなさそうに見える。

一刻も早く、この暴挙政権から取って代わって欲しいものだが、今のジミン党では、改悪は食い止められても、トップギアでエンジンをふかすのは難しい気がする。そうなると、行き着くところはガラガラポンで、中道から右よりの政権しかあるまい。

ジミン党と言えば、コイズミ・シンジロウは確かに逸材だ。国会での質問も既に堂に入っている。勉強している跡も見える。ミテクレもいいが、押し出しも頗るよい。
ある評論家が言っていた。ジミン党再生の切り札は、党首にコイケユリコ、シンジロウを要職に。ジミン党にそういう器量があるかどうか。