よし坊のあっちこっち

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「攻撃は最大の防御」を忘れたナデシコ采配

2011年09月09日 | いろいろ
注目の北朝鮮戦。当地アメリカで観れるのが明け方3時半。眠い目をこすりながら、さて、今日はどういう試合を見せてくれるか、楽しみにスイッチをひねった。

ノッケからボールを奪われ、ボール支配が全く出来ぬまま前半を終わり、それは後半も続く。パスのも全くリズムがなく、パスミス、レシーブミスが続出。一方の北朝鮮はリズミカルなパスワークで、殆どが日本人陣営での試合運びとなってしまった。明らかに今日の試合は負けである。

問題は、先行した一点でロスタイムに入った時だ。明らかに全体が守りの態勢に入ったのが分かる。選手の動きがそれを物語っていた。ボール支配が圧倒的に不利な試合で、何故?が過ぎる。こういう時の予感というのは当るものだ。これはやられるな、と思ったら、決定的なミスが出た。これを見逃す北朝鮮ではない。見事なシュートを決められた。

あの、ドーハの悲劇もそうだ。守りに入った時、人間の中に、表現出来ない何か、ブラックホールみたいな物が出来るのだろう。そこをつけ込まれる。一点取られたとは言え、北朝鮮の勢いは衰えず、日本が守りに入ったと見て、一層攻勢をかけてきたわけだ。佐々木監督の戦術ミスといってもいいだろう。

「攻撃は最大の防御」なる格言が生き続けているのは何故なのか、を今一度噛み締める必要があるだろう。澤の残念な顔が画面に映し出された。

ナデシコの課題の一つは、強いパスボールをピタリと止めるレシーブ力を磨くことだ。女バルサと勝手に言われて迷惑をしていると思うが、欧米の体力あるチームと互角に戦うには、本気で女バルサになるしかあるまい。ボールテクニックの一つがこのレシーブ力だと思う。これで小気味よい、crispyなパス回しが出来たら、チーム力は一段と上がるのだが。