ものの呼び方で最も難しいのは人の名前だろう。人名は固有名詞だから間違いは大変失礼にあたり、間違って呼ばれた方も気分の良いものではない。この人名、国際社会の場面では厄介な問題だ。なにしろ色々な人種と言語を背景にした名前だから、どう呼んでよいのか分からない人名に数多く遭遇する。最も正しい対処法はNative呼称で、本人に聞くか本国でどう呼ばれているかを確認することだろう。次善の対処法は、難しかったり紛らわしい呼称による混乱を避ける為に本人がポピュラーな呼称をAcceptする場合だろう。人名を頻繁に使用するメディアの世界では、この次善の対処法までが許容範囲であるべきだ。この範囲を外れていると判明したら出来るだけ早く是正すべきなのだが、なかなかそうはいかない。
アメリカで起こった有名な話はプロゴルファーの青木功だろう。まだAoki Who?の時代、ビッグトーナメントに出た時のこと。アナウンサーが彼の名前をIsao Aoki(アイサオ・エイオキ)と紹介したのだ。英語ではAはエイ、Iはアルファベットの発音そのままのアイと発音するから英語的には間違っていない。この時ツアーを一緒に回っていたアメリカ仕込みの奥さんは早速抗議。以後エイオキ・アイサオと呼ばれることは無くなった。アメリカは多種多様の民族や国からの移民が多いから呼称には結構気を使っているのだが、それでも起こる。
アルファベットのIに纏わる日本での問題は多い。比較的分かりやすい代表格はスィーツで有名な「ゴディバ」だろう。高級チョコレートとして人気が高い。このゴディバだが、正確な呼称は「ゴダイヴァ」である。ピーピング・トムの伝説の発端にもなったLady Godiva夫人に由来する。日本ではどうしてもIはローマ字読みのイとなってしまう。
日本のメディアでも問題の呼称がある。身近な例は韓国朝鮮の方の場合だ。典型が朴さん。昔はボクさん一辺倒だった。最近はパクさんと呼んだり、相変わらずボクさんと呼んだりで、バラバラである。金さんはキムさんと呼ぶべきだろう。
サッカー界でリオネル・メッシと実力人気を二分しているレアル・マドリッドのクリスチアーノ・ロナルド(次善対処法)。問題の箇所はRonaldロナルド。Nativeではホナルドの発音に近い。日本の新聞メディアは長い間「ロナウド」という呼称を使ってきたが、最近になって一部のメディアが英語圏でAcceptされているロナルドを使い始めた。一部ではあるが、是正に動いたということで結構なことだ。
今も現役で活躍しているブラジルのかつてのスーパースターRonaldinho「ロナウジーニョ(但し許容範囲外)」。正しい呼称は「ホナウジーニュ」。日本のメディアは頭部分を英語読みか、もしくはローマ字読みにして後半は現地読みに近い発音をくっ付けた格好になっている。
個人レベルで間違えるのはしょうがないとして、せめてメディアの世界ではもっと神経を使って欲しいものである。
アメリカで起こった有名な話はプロゴルファーの青木功だろう。まだAoki Who?の時代、ビッグトーナメントに出た時のこと。アナウンサーが彼の名前をIsao Aoki(アイサオ・エイオキ)と紹介したのだ。英語ではAはエイ、Iはアルファベットの発音そのままのアイと発音するから英語的には間違っていない。この時ツアーを一緒に回っていたアメリカ仕込みの奥さんは早速抗議。以後エイオキ・アイサオと呼ばれることは無くなった。アメリカは多種多様の民族や国からの移民が多いから呼称には結構気を使っているのだが、それでも起こる。
アルファベットのIに纏わる日本での問題は多い。比較的分かりやすい代表格はスィーツで有名な「ゴディバ」だろう。高級チョコレートとして人気が高い。このゴディバだが、正確な呼称は「ゴダイヴァ」である。ピーピング・トムの伝説の発端にもなったLady Godiva夫人に由来する。日本ではどうしてもIはローマ字読みのイとなってしまう。
日本のメディアでも問題の呼称がある。身近な例は韓国朝鮮の方の場合だ。典型が朴さん。昔はボクさん一辺倒だった。最近はパクさんと呼んだり、相変わらずボクさんと呼んだりで、バラバラである。金さんはキムさんと呼ぶべきだろう。
サッカー界でリオネル・メッシと実力人気を二分しているレアル・マドリッドのクリスチアーノ・ロナルド(次善対処法)。問題の箇所はRonaldロナルド。Nativeではホナルドの発音に近い。日本の新聞メディアは長い間「ロナウド」という呼称を使ってきたが、最近になって一部のメディアが英語圏でAcceptされているロナルドを使い始めた。一部ではあるが、是正に動いたということで結構なことだ。
今も現役で活躍しているブラジルのかつてのスーパースターRonaldinho「ロナウジーニョ(但し許容範囲外)」。正しい呼称は「ホナウジーニュ」。日本のメディアは頭部分を英語読みか、もしくはローマ字読みにして後半は現地読みに近い発音をくっ付けた格好になっている。
個人レベルで間違えるのはしょうがないとして、せめてメディアの世界ではもっと神経を使って欲しいものである。