戦争スペクタクル巨編!! 昔は、こんなキャッチフレーズで、色々な戦争映画があり、ワクワクしたものだ。史実をベースにした海外物は歴史の勉強にもなる。
アラビアのロレンスはそんな一つだ。一介の英国将校が、その語学力と土地勘(10代で中東を旅している)を買われ、敵国ドイツの野望を粉砕すべく、熱砂のアラビア半島で、ドイツに通じるオスマン帝国を相手に戦争を仕掛けていく。
圧巻は、帝国が海に面する拠点のひとつ、アグァバ陥落のシーンだろう。到底横断は出来ないだろうと思われる砂漠を意表をついて横断し、アグァバの背後から責めるのである。駱駝に乗った騎馬軍団が、「アグァバ!」と叫ぶあのシーンだ。
後にアラビアのロレンスと呼ばれるT.E. Lawrenceは、映画の冒頭に有る如くオートバイ事故でアッサリこの世を去ってしまうが、これをやるのが、シェイクスピア役者のピーター・オトゥールがピッタリはまっている。この端正な顔立ちの役者の最大のポイントは、あの透き通るような目だろう。
もう一人の役者、オマー・シャリフを観たのもこの映画が初めてだ。暫くして、「ドクター・ジバゴ」で、メインステージに躍り出た。この映画もロシア革命前後を描いたスペクタクルである。役者も、ジュリー・クリスティ、ジュラルディン・チャプリン、アレック・ギネス、忘れたくないのが、「長距離ランナーの孤独」という映画に出ていたトム・コートネィ。
オトゥールに話を戻すと、次に観たのが「ロード・ジム」。現地人役で日本人ぽいのが出てくるのだが、最後の配役を見ているとIchizo Itamiと出た。そう、あの伊丹十三なのだ。未だ20代の前半だったろうか。
最近はCGなる度派手なシーンを作れるコンピューターグラフィックは発達して、それはそれでいいのだが、音や映像の速さで目を誤魔化されるだけで、昔の画面の厚みが感じられない。昔のスペクタクルは捨てたものではないのだ。
アラビアのロレンスはそんな一つだ。一介の英国将校が、その語学力と土地勘(10代で中東を旅している)を買われ、敵国ドイツの野望を粉砕すべく、熱砂のアラビア半島で、ドイツに通じるオスマン帝国を相手に戦争を仕掛けていく。
圧巻は、帝国が海に面する拠点のひとつ、アグァバ陥落のシーンだろう。到底横断は出来ないだろうと思われる砂漠を意表をついて横断し、アグァバの背後から責めるのである。駱駝に乗った騎馬軍団が、「アグァバ!」と叫ぶあのシーンだ。
後にアラビアのロレンスと呼ばれるT.E. Lawrenceは、映画の冒頭に有る如くオートバイ事故でアッサリこの世を去ってしまうが、これをやるのが、シェイクスピア役者のピーター・オトゥールがピッタリはまっている。この端正な顔立ちの役者の最大のポイントは、あの透き通るような目だろう。
もう一人の役者、オマー・シャリフを観たのもこの映画が初めてだ。暫くして、「ドクター・ジバゴ」で、メインステージに躍り出た。この映画もロシア革命前後を描いたスペクタクルである。役者も、ジュリー・クリスティ、ジュラルディン・チャプリン、アレック・ギネス、忘れたくないのが、「長距離ランナーの孤独」という映画に出ていたトム・コートネィ。
オトゥールに話を戻すと、次に観たのが「ロード・ジム」。現地人役で日本人ぽいのが出てくるのだが、最後の配役を見ているとIchizo Itamiと出た。そう、あの伊丹十三なのだ。未だ20代の前半だったろうか。
最近はCGなる度派手なシーンを作れるコンピューターグラフィックは発達して、それはそれでいいのだが、音や映像の速さで目を誤魔化されるだけで、昔の画面の厚みが感じられない。昔のスペクタクルは捨てたものではないのだ。