よし坊のあっちこっち

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歯の話

2015年10月12日 | アメリカ通信
人間、歳を重ねれば知識と経験を身に着け、歳相応の「人間」になれるはずだが、なかなかそうもいかない。よし坊の歯もそのひとつである。

歯医者に行ったという話を聞いたことが無いほど母親の歯は丈夫そのもので、いまだに健在である。母に似たせいか、母ほどではないが、よし坊の歯も割合丈夫できた。その点、弟や妹は父に似たのか、昔から歯が悪かった。よし坊の中に小さいころから、歯が丈夫だから、と言う慢心があったのは明らかだ。

最近になって、つくづく自分の歯の管理、ぶっちゃけた話、歯の磨き方の基本が成っていないことを痛感している。もうすぐ68の誕生日を迎えるというのに、歯の基本に関しては、この体たらくである。

今年の春、隙間だらけになった前歯がぐらついたので、久しぶりに行きつけの韓国人歯医者に駆け込んで、治療してもらったのだが、その時に歯の磨き方の基本を説教され、自分では分かったつもりでいた。4か月後のチェックでこっぴどく怒られた。「あんたの磨き方は失格だ」。顔を見ると本当に怒っていた。67年生きてきて初めて本気で歯磨きに挑戦することになった。次のチェックが12月にある。その時「合格」をもらうために、今必死に歯を磨いている。隙間だらけの歯だから、食事をすると兎に角詰まる。だから、毎回隙間掃除をする。

歯磨きをしていると面白い。いろいろな発見がある。この歳になっての発見もないだろう、と思われるだろうが、これが意外と面白い。歯磨きの前に口を4~5回濯ぐ。口の中は嵐の如くである。これで大概の残骸は流れ落ちる。そしておもむろに歯磨き粉を付けるのだが、極々薄く付ける。

歯磨き粉のコマーシャルでは歯ブラシの上にたっぷり練り歯磨き乗っているが、これほど無駄なことはあるまい。歯磨き粉の役割はなんだろう、と考えると、泡立ち効果によるクレンジングと口臭緩和くらいだろう。そうであれば厚塗りは不要で最小限でよい。最小限をどのくらいの量にするかは各人の判断だが、極薄で十分泡も立ち、口臭緩和も出来る。厚塗りすれば効果あり、と思いこむ落とし穴である。同じサイズの歯磨きチューブを買っても、妻のチューブはあっという間に無くなってしまう。

大人になるまで、それなりに虫歯も治療してきたが、最大の痛恨事は歯槽膿漏だ。日本に居る時、歯茎が腫れて、会社の診療所で提携先の歯医者を紹介された。その都度なおすのだが二三年すると又腫れる。その繰り返しで何回か通ったものだが、基本は自分の歯のケアに落ち度があったのだろうが、毎回通院するたびに、「何故こうも頻繁におこるのだろう」と思っていた。

アメリカに来るとき、歯茎の炎症に効くというナントカ製薬のアxxという市販品を数本持って来た。案の定、アメリカ生活が始まってすぐ歯茎の同じところに炎症が起こった。一生懸命アxxを塗り、マッサージするが埒があかない。限界を超えたので行きつけとなった韓国人歯科へ飛び込んだ。

ドクター・リー曰く、「なんでこうなるまでほっといた」。数日後に抜本的歯茎手術が施された。それが今から約20年前である。以来、炎症も起こらずきたのだが、日本のアノ歯医者は何だったんだろう、と今でも思う。

この12月のチェックでは何とか合格点を取りたいものである。歳をとっても人間、なかなか一人前にはなれない。


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1 コメント

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Businessとしか思えない (Miss Kay@GA)
2015-10-15 23:46:28
米国の歯医者はビジネス感覚ですよね。
この前$5000の歯の矯正をすすめられました。
もう40歳過ぎてるのに~
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