よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

ヒラリー待望論

2011年10月17日 | アメリカ通信
二期目にも引き続き立候補を表明しているオバマではあるが、有効な景気浮揚策を打てなかった事が響き、今季限りが既成事実になりつつある。内政の失敗に加え、外交面でも取り立てての成果が無い。スタート当初からオバマの外交は”平和主義的外交”を目指した為にパワーダウンを引き起こし、途中から若干タカ派路線に変わったものの、時既に遅しの感が否めない。

一方の共和党はと言えば、テキサスのペリー、マサチューセッツのロムにーが早々と名乗りを上げ、舌戦を展開したものの、重要州の一つであるフロリダでの仮想投票実施の結果、二人とも地元の議員の後塵を拝したことから、候補者としての弱さを露呈してしまった。

今、アメリカは「弱いアメリカ」になりつつある事に相当な苛立ちを覚えている。その苛立ちは、景気が回復しない閉塞感の中で益々増殖されつつあると言っていいのではないか。

今季でその職を退き、時期大統領選には出ないと伝えられているヒラリー・クリントン。彼女への待望論が根強くある。そして、それは今後益々強くなるだろうと思う。その最大の理由は、彼女なら「強いアメリカ」の再生を実現してくれるかも知れぬ、という期待感である。かつて、英国に「鉄の首相サッチャー」が出現し英国を見事にリードしたように、ヒラリーにアメリカの再生を託したいと願う人は多いのではないか。

いろいろ批判を浴びるアメリカだが、世界のポリティカルマップを見れば、アメリカが強くなければなんともならないのは明らかだろう。中国の覇権拡大、ロシアの復活、欧州の地盤沈下を見れば、かつての西側パワーは相当落ち込む事になる。

よし坊もヒラリー待望論者のひとりだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。