乙羽信子という女優を思い出す時、必ず頭に浮かぶのは、「どぶ」と言う映画の中の乙羽信子である。何故かこの映画の題名と女優の顔は忘れられない。
調べてみると、この映画、封切は1954年とある。と言う事はよし坊7歳である。誰と見たのか。お袋に連れられて観たに違いない。なにせ、あの岸恵子と佐田啓二の「君の名は」を映画館で記憶しているのだから。
映画の内容はよく分からないが、何やら悲しそうな映画、そんな記憶があり、何よりも乙羽信子の印象が唯唯強烈だった。そしてもう一人、記憶に残ったのが殿山泰司だ。もちろん殿山泰司だと知ったのは後年だが、あの独特のキャラクターは頭に焼きついた。
その後、乙羽信子に接するのは、いずれもお叔母さん役で出る映画の何本かであり、それ故、乙羽信子=叔母さん役の印象の方が強いが、この「どぶ」だけは別格で、もう一度観てみたい映画なのである。
今改めてあらすじを読むと、戦後のどん底の中で、身体を売りながら、男達に翻弄され、最後は哀しく死んでいく薄幸の女の物語とあるから、やはり、悲しく、そして哀しい映画であった。
調べてみると、この映画、封切は1954年とある。と言う事はよし坊7歳である。誰と見たのか。お袋に連れられて観たに違いない。なにせ、あの岸恵子と佐田啓二の「君の名は」を映画館で記憶しているのだから。
映画の内容はよく分からないが、何やら悲しそうな映画、そんな記憶があり、何よりも乙羽信子の印象が唯唯強烈だった。そしてもう一人、記憶に残ったのが殿山泰司だ。もちろん殿山泰司だと知ったのは後年だが、あの独特のキャラクターは頭に焼きついた。
その後、乙羽信子に接するのは、いずれもお叔母さん役で出る映画の何本かであり、それ故、乙羽信子=叔母さん役の印象の方が強いが、この「どぶ」だけは別格で、もう一度観てみたい映画なのである。
今改めてあらすじを読むと、戦後のどん底の中で、身体を売りながら、男達に翻弄され、最後は哀しく死んでいく薄幸の女の物語とあるから、やはり、悲しく、そして哀しい映画であった。