よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

シリアル・キラー

2010年06月12日 | アメリカ通信
日本では単発キラーが多いが、アメリカとかヨーロッパにはシリアル・キラーが多い。ジェフリー・ダーマーだとか、テッド・バンディ等の有名どころは、映画にもなるので、良く知られている。比較的最近の例で、名前は失念したが、連続殺人を犯したあとに、ぷっつりと消息を絶ち、何十年後かに遠く離れた小さな町でひっそりと、しかし、それなりの名士として結婚までしていた人物が、思わぬ事から割れて全米のニュースになったこともある。

先週飛び込んできたペルーからのニュースに5年前、アルーバで失踪したナタリー・ハロウェー事件の最重要容疑者(状況証拠真っ黒、物的証拠不十分で何とか起訴を免れた)のバン・ダー・スルートが逮捕されたときたからビックリだ。と同時に、こいつはシリアル・キラーではないかと思った。当時若干17歳で、あれから5年。当時も、事件後、親とにげるように母国オランダに戻ったが、母国で語った盗聴テープによると、ナタリーの遺体は友達が処分したらしい。

もし、ナタリーの件が彼の仕業とすると、今回が二回目なのか、それともこの5年間で余罪があるのか、それとも、これから本格的に始める第二弾だったのか、だ。

日本ではあまりお目にかからない、シリアル・キラー、人種的に白人が圧倒的で、黄色人種には向かない仕業なのかも知れぬ。人種とDNA,何か有る。

由々しき事態になってきた

2010年06月08日 | アメリカ通信
ルイジアナ沖のBP油田のオイルリークは、日を追う毎に大変なことになりつつある。取り合えずキャップをはめて吸い上げているが、それでも半分くらいしか回収出来ていないから、オイル漏れは続き、とうとうアラバマのペンサコーラのビーチ迄タールの塊が辿り着く事態となった。

何が腹が立つかと言うと、ペンサコーラの直ぐ隣が、アメリカで最も美しい、真っ白な決めの細かい砂浜を持つデスティンの海岸があり、そこはよし坊の釣り場の一つだからだ。このまま行けば、此処だけでなくガルフの海岸全部がアウトになり兼ねない。

ルイジアナは、あのハリケーン・カトリーナ被害から未だ完全に立ち直っていないのに、今年はハリケーンのオンパレード予想だから、直撃したら目も当てられないことになる。

何故、国が解決に出動しないのか、不思議に思っていたら、約20年前にアラスカで起こったオイル事故を切っ掛けに、政府は介入出来ない法律になったらしい。確かに、民間会社の不始末だから、その会社がお手上げになり、救援を国に頼まない限りは手が出せないのだろう。

事故や不祥事があると、知らないことが明るみに出るが、石油会社のうちで、BPの事故が一番多いという。二番目がシェルらしい。経済危機が続く中、メキシコ湾岸の各州は、踏んだり蹴ったりである。夏場の観光シーズンを「どないしてくれるんや」と叫んでいる。
まずい兆候は、90年代に比べ、オイル漏れ事故の件数は飛躍的に増大しており、業界の安全に対する甘さが指摘され始めているから、一段落した後の政府による公聴会での「Grilling」は見ものである。庶民から見れば、石油会社の日頃のボロ儲け状態には頭にきているから、おおいにシゴイて欲しい。

鯵のタタキに鯵フライ、鰆の刺身。今年は食べられるのだろうか。

親善試合アレコレ

2010年06月07日 | サッカー
W杯開幕直前のInternational Friendlyをいくつか観た。

前回の覇者、イタリーに2-1で勝ったメキシコが好調のようだ。非常に早いボール回しと、ディフェンスが頑張った。37歳の10番ブランコも頑張っている。それに33歳のストライカー、ギレルモ・フランコもロースターに加わっているのも良い。

アメリカは、代表のNewcomer、バドルとゴメスが得点し、代表入りに答えを出している。それと、相変わらずMidfielderのトーレスが上手い。是非とも決勝ラウンドへ行って欲しい。

オランダは強そうだ。恐らく4強入りするだろう、と思っていたら、ローベンが怪我をしたので、出られないとすると、8強で終わりかもしれない。

フランスは、毎回そうだが、パンチ力に欠ける。ひょっとすると決勝ラウンドはいけないかも知れぬ。

日本は、もうコメントするのに疲れた。

ってなことで、4強はスペイン、ブラジル、アルゼンチンとオランダか。FIFAランキングとあまり変わらないから面白みは無いが、仕方あるまい。サプライズがあるとしたら、希望も含めて言うと、アメリカに起こして欲しい。昨年、南アでやってのけた、コンフェデでのスペイン撃破の再現があれば、4強も可能か。メキシコには8強までは入って欲しい。

ハトぼんの国民をバカにした言葉

2010年06月03日 | いろいろ
ハトヤマお坊ちゃんの辞任演説を聞いてて、アレッと思った件がある。「国民のために一生懸命努力してきたが、国民が聞く耳を持たない」と言った件である。いちいち、揚げ足を取りたくはないが、ちょっと待て、と言いたくなる。「俺は一生懸命お前たちの為に努力してきたのに、お前らちっとも俺の言うことを聞いてくれねーじゃねーか」、そう言っているのだ。冗談じゃない。「国民が耳を傾けてくれなくなった」と言うべきだろう。アンタが招いたことを自覚しないと。その後で「自分の不徳」と言ったところで、響かない。

当初から、このお坊ちゃま、言葉は一見丁寧だが、所謂慇懃無礼的な言葉の羅列をするから、心に響かない。漢字が読めない総理も居たが、こういう総理も願い下げだ。それにしても、言葉というのは、ある意味で、その人の品の程度と本音が出る。最近の出色は、Red Pine農水大臣の「だから、早く殺せと言ったんだよ」発言。品の悪さを露呈している。

さて、次の内閣では、どんな格外大臣が出てくるか、いささかの楽しみではあるが、そんな楽しみ方が続いていいのだろうか、とふと考えてしまう。

ハトヤマは一つだけ良いことをした

2010年06月03日 | いろいろ
若葉マークを付けて船出したハトヤマ坊ちゃんが、たった8ヶ月で、座礁してしまった。若葉マークだから、最初は大目に見よう、その内まともになるだろうと、いささかの期待をしていたが、あっちヨロヨロ、こっちヨロヨロで、最後は「普天間問題」という大きな岩を見誤っての座礁だ。この政治家はベテランとばかり思っていたが、どうも、政治家としても若葉マークのレベルだったのではないか、とさえ思う。

しかし、このお坊ちゃまでも、一つくらい残すものだ。最後の最後まで、実現性も無い移転問題をかき回すだけかき回してくれたので、普天間問題が何なのかと言うことを全国レベルまで広めてくれたからだ。

普天間を含めた基地問題を考えることは、即ち日本の「国防」を考えることであり、国防を考えた時、今の自衛隊の位置付けでいいのか、中国、北朝鮮という危ない軍事政権が現実に隣接する地勢的状況の中で、国家として何処までの軍事力を持つべきかを、市民レベルで真剣に考えないといけない時期に来たと思う。

日本国としての国防の在り方、そのグランドデザインはどうあるべきか。アメリカの力を排除して単独でやるなら、性根を据えて自衛隊の大幅格上げをせねばならないだろうが、「パールハーバー」がある限り、アメリカは日本の軍事強大化は望まない。しかし、日本は、今のような「自衛隊派遣は合憲か違憲か」というようなレベルでの論争だけでは、全く将来展望が見えない。政治家は、日本のグランドデザインとして、独自にはどの程度の軍事力を備えるべきかを、そろそろ選挙を通して論争して欲しいものである。もちろん、これを争点にすると言うことは、憲法問題も争点とするわけで、これも市民レベルの注目が必要だ。空虚な「平和憲法を守れ」のお題目だけはもうたくさんだ。

OWN二つはいただけない

2010年06月02日 | サッカー
先行されると勝てない、先行しても逆転される、格下に簡単に負ける、格上には絶対勝てない、これが、よし坊の日本代表チームの常なるイメージである。格上には今まで勝ったことが無いのかと聞かれれば、「有る」が正解だが(例えば前回ワールドカップ前のドイツ戦や、アトランタ五輪の時のマイアミの奇跡)、「それ程強くは無いけれど、たまにサプライズ勝利をしてくれるから面白い)というレベルまでには到達していないのだ。だからランキングも30台後半から40台をウロチョロするばかりで、一向にランキングも上がらない。その内、サッカー後進国のアジアから、中国を含めドンドン上がってきたら、ますます地盤沈下となる。

さて、イングランド戦。選手入場で、長谷部がキャプテンマークを付けて出てきたので、今日は違うな、とは思った。監督は彼にChanging agentの役割を託したのだろう。そしてトゥーリオの先制点。しかし、後半のOWNの2点はいただけない。

イングランドはラッキーな2点で勝ったような言い方が見られるが、要するに日本のディフェンスラインが間に合わなかった証であって、やはり、イングランドの攻撃の結果なのだと考えないと間違える。日本側のアンラッキーでもなく、イングランドのラッキーでもない。これがランキングの実力だと心得るべきだろう。

収穫は、中村俊が故障でベンチだったとしても、彼が居ないほうがチーム全体が機能するように思えるのと、川島がよく止めていたことだろう。本番でも中村俊はベンチスタートが切に望まれる。

トゥーリオの先制点。この時のベンチの動きを全て見れたわけではないが、気になった点がある。画面に映ったのは、監督が相変わらずの渋顔と言うか、無表情というか、動きなし。ヨーロッパや南米の試合を観ると、ここぞと言うときの監督のオーバー目のリアクションがある。日本人は何故感情を押し殺し、それが日本人の所作である、風な顔をするのか。リーダーたるもの、ここ一番で喜怒哀楽を「見せる」ことで、場を盛り上げることをやらないと。年がら年中やらなくてもよいが、あの先制ゴールは、韓国戦惨敗の後だけに、パフォーマンスをしないといけない場面だろう。

2-0での敗退を予想していたので、一点入れたから良しとしよう。

Little Grand Canyon

2010年06月01日 | アメリカ通信
どこにも七不思議がある。ジョージアのNatural 7 WondersのひとつにLittle Grand Canyonというのがある。もちろん、有名なGrand Canyonとは比較にならぬが、片道3時間、ワイフと行ってきた。

写真の如く、赤土層の巨大な壁が立ちはだかっている。案内マップによるとナンバーが9まで書かれているので9つあるのだろう。それを巡る4マイル、およそ6キロのハイキングコースを、約2時間かけて探検をした。この時期雨が多いが、そのお陰か、Canyonへ接近する道が、沢状でぬかっており、単なる森の探検とは異なった面白い雰囲気が味わえる。まさかこんな状態になっているとは知らず、もう少し汚い靴で来れば良かったと、ワイフといささかの後悔。

これで、7ワンダーのうち、アミカローラの滝、タルーラ渓谷、ストーンマウンテンを含め4つとなった。残るは、ルーズベルト大統領保養の温泉地、青い水が湧き出るラジウム冷泉、そしてジョージア唯一の広大な湿地帯である。15年経っても、意外と行けてないものだ。