ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

風速90mの大災害に思う

2013年11月18日 | 日記

 透明な硝子の器が、光を受けて影をつくっている様が、印象深かったので絵にしてみました。素人ぶり、笑ってください。

 フィリピン・レイテ島を横断した台風30号は、風速がなんと90mという想像すらできない暴威をふるったようだ。被害は甚大で4,000名近くが亡くなったとされている。当然アメリカを始め、周辺各国は支援を送っている。日本も例外ではなく、自衛隊1,000名が送られたと報じられた。

 で、思うのだが、災害の支援に行くのに軍隊(自衛隊)でなければならないのだろうか。日頃、軍事訓練を積み、装備もしっかりしていて能力的にはこれに勝るものはないから、効率面で言えば疑問の余地はない。が、フィリピンの人から見れば、どうなのだろう。支援とはいえ、外国の軍隊が圧倒的な力で駐留するのである。侵略されると思うに違いない。

 私は、東北大災害の時に、バスをチャーターしてほんの些細な支援に向かった経験があるが、高速のパーキングエリアで自衛隊の通信車両と遭遇したことがあった。そして、その姿になんとも偉容で異様な感覚を抱いた。通信隊の車両でさえそうなのだから、本体の装甲車など人を寄せ付けない雰囲気をもっているのだと思う。国内でさえそう感じたのだから、異国の人にとっては、なおさらのはずである。

 災害支援は、災害支援組織を新設し、そこが活動するように願いたい。国内でも同じである。自衛隊の中に組み込んでもいいと思う。とにかく軍隊が前面に出て力を誇示するのは、願い下げたい。  【彬】

 

 

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