私の自電車です。
警察庁など自転車の普及に伴う取り締まりを強化しているが、その行政上の目玉となっているのが、自転車道の設定。歩道や車道の一部を削って、自転車専用道を作るというモノだが、なかなか思うように進んでいないようだ。そんな中、インターネット上で、場当たり的というか、愚かしい自転車道の設定が取り上げられている。写真は投稿されたものの一部をトリミングしたものだが、ブルーで染められた10センチにも満たないラインが自転車道だというのだ。自転車でこの専用路を乗りこなすためには、ほとんど曲芸に近い技が必要だろう。
写真を見て、誰でもが側溝の上を自転車道にすればよい、と思うに違いない。おそらくこの自転車道を設定した警察庁や国土交通省の担当者もそう思ったはずである。が、法規や費用の関係で、対処できなかったのだと思う。
私が前回、排水用の側溝を、道の脇に置くのではなく、中央に置くべきだというのは、この事実から納得していただけると思う。もちろん莫大な費用がかかるから、実現には年月がかかろうが、解決の方向を確認しておくことは大切なことである。【彬】