ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

わたしの初夢

2016年01月03日 | 日記

    

 最近はやらなくなったが、子供に将来の世界を想像させるというのがあった。学年誌などが全国の子供達から応募し、絵に描いてもらうわけだが、無人の自動車が走ったり、カプセルで人間が空中を移動したり、テレビが紙のようになったり、などといったものであった。 

 現在、未来に対する想像力が膠着しているようにも感じるものだから、こうした試みを、子供ではなく、大人が本気で行ったほうがいいように思う。

 というのも、今日のデジタル化の進展が想像以上に進んでいるからである。たとえば、私が初めてワープロを手にしたのが、確か30歳前後だった。その後、ワープロからパソコンに至るデジタル革命で、我々の生活機材から、様々な産業の生産システムに至るまで激変するに至った。そして今日のスマホ時代。我々の世代は、この変化の波に置いていかれ、多くの人が脱落していった。ほんの4ー50年のことである。

 この激しいデジタル化による変化は、端からだとSF物語のよう見えるかもしれない。私たちの想像をはるかに超えているように思うのだ。だから、せめて我々も、かつての子供に倣って未来社会を夢想しよう。 

 そこで、いま私が一番に構想するのは、電力である。現在、電力に変わるエネルギーは発明発見されていない。だから電力は今後ますます需要を高める。そして日本では今年から電力の販売自由化が始まる。これは電力のあり方に決定的な変化を与えると思う。

 その方向はなにか。

①送電の無駄を省く研究が進むはずだ。

②その結果、最終的には電線が不要になるだろう。

③家庭や職場の電気機器類は、コードレスで電力を利用できるようになる。

④電車は電線なしで走るようになるだろう。

 そして肝心なことだが、電力を作る設備=発電所が遠隔地ではなく、需要に近い所に設置されるようになるはずだ。それは当然のことながら、地下最深部の安定した地盤に設営されるだろう。

 以上、初夢だが、しかし正夢になるには、ほんのすこしの時間ではないのか。【彬】

 

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