ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

オリンピック開会式の夜の夢

2018年02月12日 | 日記

 ピョンチャンオリンピック開会式を観た夜、感動して大変いい気分になり床に就いた。

 今夜はいい夢を見られるのではないか、・・・アルペンスキーをトップで滑ったり、スノーボードで素晴らしい演技をしたり、と現実にはあり得ない夢を・・・と思いながら。その夜、確かに夢を見た。たが、よく覚えていないし、オリンピックに関係あるものかどうか分からない。翌日の夜も夢みたがあやふやなものだった。

 さて、三日目の日曜日のこと。小金井公園を起点にして、ランニングの練習に出た。1時間30分ほどで公園に戻ってきた。この日は温かく、園内は、大変な人出だ。明るい日差しのもと、皆、ごった返すような中、大変楽しいそうだ。そんな風景を見ていて、ハッと驚いた。あやふやであった夢をみた時と同じ感覚をえたのだ。

 オリンピックという最大のスポーツの祭典。その目的は、スポーツを通して、世界の平和と人類の発展に貢献すること。・・・今までのオリンピックのシーンで、大変素晴らしいと思うのは、1964年東京オリンピックの閉会式。人種、宗教、国家、の壁をこえすべての選手は競技場のなか、てんでバラバラになり、交流し、健闘を称えあい、友情を深めていた。このような閉会式は今までになかったという。これこそ、オリンピックが求めようとしている一つの姿ではないか。

 そんなことで、夢の中であやふやであったものが、あの昔の閉会式のシーンであったようだ。それを小金井公園の雑踏の中で楽しんでいる人々の姿から手繰り寄せた。とはいえ、オリンピックは、勝つか負けるかの世界。その闘い中にこそ本当の面白さがある。更に、人種、宗教、国家、の壁をこえる、という気持ちがあれば、どの国の選手に対しても応援し競技を楽しんで観戦できる。

  絵は、練習を終え小金井公園に戻ってきたときの景色。

     2018年2月12日  岩下賢治

 

 

 

 

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