ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

選挙の季節がやってきた

2024年10月14日 | 日記

              ミヤギノハギ

 衆議院選挙が告示された。来年には参議院選挙が待ち構える。各地の自治体首長選挙も目白押しだ。いわゆる政治の季節です。その選挙制度は大衆民主主義。20歳以上、いや失礼、18歳以上の国民すべてが選挙権を持つ。そして政治家を選ぶ。

 私は支持政党がないので、正直言って、だれに投票するのが理にかなっているのか、全く理解できないでいる。でも投票権は行使する。候補者のだれが相応しいのか分からないままに投票するのである。だから消去法で選ぶよりしようがない。時には白票になる。みなさん、ほとんど同じだと思う。

 その結果が衆議院でさえ、投票率は60%を超えない。この投票率が大衆民主義下では正常なのかどうか。私の友人の一人は、意識的に投票拒否している人がいる。日本だけでなく、高度な産業社会では、政治は日常生活から遠い存在なので、こうした状況は必須だ。

 そのためか、政党が乱立し、二大政党制という理想的な政党政治が危機に至っている。政治が経済社会の動向に追いつけないで、右往左往しているのである。結果として党首や一部の議員たちの思いつきで、場当たり的な政策が実行されるのである。今日の国内、国際情勢の中で、的確に行政を行うことなど至難の技なのだろう。

 こうした多様な社会では、直接民主主義より間接民主主義、たとえばアメリカのような選挙制度のほうが理にかなっているのかもしれない。

 簡単に言えば、地域の有識者に投票を委任するのである。その有識者が議員を選ぶ。近場にそんな有識者などいないよ、と疑問が湧くかもしれないが、議員を直接選ぶより、身近な存在だけに、大きく狂った判断をするとは思わない。社会心理学にコミュニケーションの二段階説というのがある。人々は何かを理解判断するのに、直接的ではなく、リーダーを経由して行う傾向にあるというのである。

 国政ではなく、地方選でこの方法を行なってみるのも、意義があるのではないか、などと空想するものである。【彬】

 

 

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