シャガ
4月17日、武漢ウイルスに対する非常事態宣言の施行が1都6県から全国に拡大された。NHKのアナウンサーは「感染の急激な拡大を防ぐ」ためにと報じている。
しかし、感染者はそんなに拡大しているのか、そしてそんなに急激な勢いなのか、よく事実を確認してほしい。各都道府県から報告されてくる感染者の数は、全国をまとめても8500人どまり、東京都でさえ、2500人を超えていない。岩手県などは感染者が0である。なにをそんなに慌てているのか。東京都知事などは感染者が1日で200人を超えたなどと深刻な表情で訴えているが、記者に囲まれてテレビ発表している姿からは心が弾んでいるようにも見える。東京都の人口1千万人のうちの累積感染者は高々2500人なのに、なにをそんなに恐れるのか。しかも大多数は感染しても軽症ですみ、重症化して死するわけではない。
毎年冬場にインフルエンザが流行するが、これに罹るのは全国で1万人をはるかに超えるはずだ。それと比較したらよく分かると思う。
ところが武漢ウイルスは未知のコロナウイルスだから、どんな悪さをするかも分からない。諸外国を見ればわかるだろう、などと言う。しかしどんなにがんばったて、どんなに医療を充実させても、あるいはワクチンを開発しても、このウイルスを絶滅することはできないのである。せいぜい感染を遅らせるだけ。というのも、ウイルスは宿主を求めて、宿主が存在する限り、死滅することはないからである。前にこのブログでも紹介したが、ドーキンスという生物学者は、ウイルスは世界最強であり、これを殺すには宿主が死滅する以外にない、と言っている。
だから私たちはこれと共存する以外にないのである。共存するとは免疫を持つことである。軽い症状、あるいは気がつかないままに感染し、自然と免疫を作る。インフルエンザがそうである。
現在の封鎖や自粛は、せいざい感染のスピードを遅くするをだけだ。
だからもう放置しよう。そしてインフルエンザのように自然と免疫ができるように、体力を整え、衛生管理を強めよう。それが、この武漢ウイルスの一番の対処の仕方であり、この問題の出口だとおもう。【彬】