シロヤマブキ
不要不急の外出を控える通達で街中は閑散としている。混んでいるのは、わずかスーパーと薬局だけ。
私自身はなにをしているのか、といえば、このブログを書き描くこと、囲碁をやること(コンピュータ相手)、読書、そして隔日のジョギングである。退屈はしないが、なんとも張り合いがない。早くこの事態から抜け出したいものである。
気になるのは報道やネット上での、識者とか芸人たちの言辞。マスクをしないでジョギングをしている人に、芸人のなんとかと言う人がマスクをしろと怒鳴りつけたという画像が出回っている。この間、ジョギングをする人が多くなっているから、目についたのだろう。わたしも走るから一言、言っておきたい。走って気分がいいのは人のいない公園や緑道であり、なるべく人を遠ざけるようにコースを選び、走っている。人混みの中で走ったりする人はにわかランナーである。
それに対し、正義を振りかざすがごとく意気がって過剰に反応することが、もっともまずいことだ。異常時こそ日常をくずさないこと、これが大事であることは、戦争を体験をしてきた先人たちの説くところである。私たちの日々の暮らしこそ価値があり、尊ばれるのである。
コロナを怖がらず平静を保つようにメディアではリードしているが、平静というのは意味不明で、具体的にどういう行動を指すのか。
いつものように普段通りの生活を行う以外に私たちの進む道はない。【彬】