11月23日勤労感謝の日。自宅すぐ近くの、東京農工大学工学部キャンパスを散策する。祭日だが、授業があり多くの学生が行きかう。広いキャンパス内は自然豊かで、この時期は、欅並木、銀杏並木、の紅葉が美しい。僕のような一般の人もそれが目当てで訪れる。
中央広場には池があり、藤棚、東屋などがそなえられ、ベンチで休憩できる。ベンチに腰掛けしばし紅葉を眺める。・・・・
ここは工学部であるが、女子学生が多い。資料によると、35%が女子。そして、学生というより普通に街で見かけるお洒落な身なり。話の内容は、普通のガールズトークのよう。昔、僕の学生時代は、工学部というと殆どが男子学生で、機械を扱い、油シミがついた白衣をきた堅物の学生たちというイメージがあるのだが。ちなみに、僕は経済学部。
まあ、ここの各部学科は、バイオ、エネルギー、環境、ロボテック、コンピュータ、AIなどに関連する先端的なものらしく、男のような腕力は必要ないのかもしれないが。また、キャンパス内は、幼稚園児が保育士に連れられ散歩する幼稚園児達をよくみる。小さい子供の多い地域なのだ。ここは安心して散歩できる。・・・・
そんなことで、このキャンパスを訪れると、日本は少子高齢で、今だに男性中心の社会、という概念がすっかり飛んで行ってしまうのだ。ここにきて楽しいのはそんな現実離れした世界に会えるためかもしれない。
とういことで、この日は晩秋の武蔵野をごく近場で満喫した次第。
絵は中央広場にて
2021年11月24日 岩下賢治