先日、自宅近くの、東京農工大学に付属する、科学博物館を見学した。しばらく、コロナで休館していたが最近開けるようになった。ここには、明治から現代にかけての製糸・紡績・織機・編機の機械を展示している。
クラシックカーが好きで、以前、名古屋のトヨタ博物館に何度か行った。そして、世界中のクラシックカーを堪能したものだ。その折に、トヨタ産業技術記念館も見学した。この記念館には、豊田佐吉の発明した自動織機が展示されていたが、その機械の美しさに感動した。目に見える機械は、機械音痴の僕ででも「美」として映る。そしてこういった古い時代の機械は、歴史のロマンを感じさせてくれる。
ということで、織機の美をもとめ、東京農工大学の科学博物館内を散策する。縄文時代の繊維編み機の再現もある。手で回す糸まき機にはインドのガンジーの姿が目に浮かんでくる。昔の実家にあった黒いミシン・・・・等々。もちろん豊田自動織機もある。
大いなる満足感で、博物館を出る。大学構内は自然豊かで、晩秋から初冬にかけての自然の風景の「美」が待っていた。
絵は科学博物館内の、大きな糸まき機。高さ、2.5mくらいか。
2022年12月15日 岩下賢治