黄色いバラ
4月5月と、暑いくらいの日があったり、急に寒くなったり、また長雨が続いたりと不順といえば不順だろうが、植物にとっては絶好の生育環境だったのだろう。身の回りの雑草から植木の類、近年にない勢いである。
例えば、雑草。路地にはヒメジオンが勢いよく咲き誇り、負けじとポピーがピンクの花弁を翻す。ドクダミの白さ、夕化粧の薄紫色も今年は目に止まる。東京都の花、オオムラサキツツジも街路で咲き競っていた。
雑草の類だけでなく、椿や藤など花木も咲き誇った。
変わったところでは柿。花としては目立たないが、花芽が二度にわたって付いた。最初の花芽が、小さな実をつけた頃に、遅れてきた花芽がやっと咲くといった具合。この先、どういう変化があるのか、秋に同じように熟すのか。
草木がこんなに勢いがあるのだから、今年は農産物は大豊作に違いない。レタスなど大玉が200円を割っている。と思いきや、玉ねぎなどが高値続きらしい。インゲンなども、出来の良いものが市場に出てこない。どうしたものやら。どうも輸入環境の影響らしい。
とは言え、国内では品種改良が進んで、輸入に依存してきた果実類も今では国産化できるようになった。バナナ、パイナップル、マンゴー他、多少高価であっても、新鮮な農作物は自給自足が理想だ。【彬】
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