ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

韓国の政変と反日意識

2024年12月18日 | 日記


          秋の収穫
 韓国の政治が揺らいでいる。
 今回の尹政権だけではない。前々回の朴政権ほか、いくつかの政権が揺らいで崩壊していった。理由はいくらでも上げられるだろうが、本当の原因はなんなのか。韓国の知識人自ら究明すべきであることは言うまでもないが、隣国から見る構図も示しておくべきだと思う。
 私は専門家ではないが、古来より朝鮮半島は政権が錯綜してきた。半島全体を辛うじて統一したのは、李氏朝鮮だけのように見える。この李国家は日本はじめ、中国、ロシアの絶え間ない干渉によって、瓦解してしまったが、現在の朝鮮の人たちがこの李王朝をどう評価しているのかが、明らかになっていない。外部から見ると、朝鮮半島の統一は李王朝をどう位置づけるのかで、決まってくるように思うのだ。
 朝鮮半島は統一されるべきだと思う。中国における台湾問題とは訳が違う。中国の分裂は内戦の結果だが、朝鮮半島の分裂は内戦とは言い難い。実質的には、共産主義中国とアメリカの朝鮮戦争の結果だ。
 朝鮮の統一が明瞭に見えないせいで、結果として反日運動が起こっていると思う。慰安婦問題にしろ、徴用工問題にしろ、あるいは在日問題にしろ、自分達のアイデンティティーが朝鮮国家の成立を射程に置けないために、起きているのではないのか。
 現在、韓国は「韓」という王朝を基礎に置いているが、この王朝は朝鮮の歴史の中では、本当に日が浅い。他国のこととはいえ、朝鮮国家のあり方が日本の国益との関係で否応無しに気にかかるのである。韓国の政情を保守・革新で分けようとする風潮があるが、問題の本質からは遠く離れている。【彬】
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