ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

実は逆だった

2024年12月25日 | 日記

         アオギリの黄葉

 歳をとってくると身体のあちこちに支障が出てくる。私は今、過度の乾燥肌に悩んでいる。どの医者に診てもらっても治療法は一つ、保湿剤を塗ること。原因は老人性とのこと。
 原因は別のところにあるのではないか、私は密かに疑っている。
 話は変わるが、マラソンで活躍した人から聞いた話だけど、右膝を痛めた時、鍼灸で治療したが、右側の周辺筋肉群に治療を施した後は、必ず同じようなことを正常な左膝周辺にも施術を施したとのこと。人間の体は左右対称にできているので、片側だけ治療しても十全とならないとのこと。関節などは、左右のバランスが崩れた時には、一層、反対側に注意を注ぐのだというのである。
 なるほどと思うことがある。私は過度の右利きである。だから足は左足が利き足になり、走る時や歩く時に、左足が主軸となり、右足は引き戻しが弱く、流れるようになる。その矯正のため右足に意識を集中し、なるべく引きつけて着地をするように心がけできた。結果、多少は是正できたと思う。
 ところがある時、ふと気がついた。弱いのは右足に違いないが、本当は、強い左足に依存するあまり、左足が不自然な動きをしていたのではないか、と。そこで逆に軸足に力を込め、着地の時に体重を十分に乗せるようにしてみた。するとなんと、右足はスムースに前に出るようになった。街のショーウィンドウに映る自分の姿を見て、なんとなく心地いい。悪かったのは、右足では無く、反対側の左軸足の動きだったのだ。
 話は元に戻って、乾燥肌のこと。老人だから肌が乾燥するとするのは、一般論であって、本当の原因は別のところにあるのではないか、と疑った。私は歳をとってからも週1回、かなりきついランニングを行っている。それに週一回、ジムに通い、1時間15分ほど、上半身のパワートレーニングとトレッドミルに乗ってののランニングを行っている。その結果、でっぱりそうな腹回りが引っ込み、胸骨と背筋の可動域が広がった。筋肉は歳をとっても鍛えられ、発達すると言われているが、正にその通り。筋肉細胞群が活性化してきているのだと自覚できる。
 だから乾涸びた乾燥肌とは無縁だ。私の皮膚病は、老人性の皮膚の衰えと、トレーニングで再生される筋肉の成長がせめぎ合った結果の症状なのではないか、と空想するのである。つまり医師とは逆の視点である。
 痒みやオデキについては、薬を塗布する必要はあるが、薬剤が適切かどうかは不明である。その結果が症状に改善が見られず、長期にわたる療養が必要になっているのではないか、と疑う。老化と再生の間に、ホルモンのバランスが崩れる症状があるのではないか、と思うのである。
 ある皮膚科の医師は、この症状は不思議で夏になると治るのですよ、と言った。私は、すでに2シーズンの夏を過ごしたが、一向に回復に向かわないのだ。【彬】

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