さて。音楽堂の次のランドマークは「弘法の杖」だ。
この「弘法・・・」と「六地蔵」から真言宗に関係がありそうだ。
「弘法の杖」の次は「蓮華の塔」。
とにかく鍾乳石の立派な塔である。
スタイル抜群の蓮華の塔。
2016年ヴァージョン。ライトアップで感じが変わる。
仏教の中では教えを具現化した花として蓮華が登場する。
「泥の中に根を張りながら、泥にまみれることなく美しい花を咲かせる姿が、仏教の教えと一致する」という考えからだ。
仏像はハスの花を象った蓮台に座っている。
日蓮和尚は釈尊の悟りの世界が妙法蓮華経の五文字にあるとし、南無妙法蓮華経と唱えるべしと教えた。
とすれば、この「蓮華の塔」は洞内で一番美しい鍾乳石であると考えてよい。
新しい生命を感じされる名前である。
三途の川とか、死出のとか続いた後、音楽堂で口直し、そして次は「生湯の滝」である。
この名前は安心できる。
そして次に現れたのが・・・
「灯の柱」、「手洗い鉢」、「ごおおうの計り」の3点セット。
「灯の柱」は天井と床に繫がっている立派な鍾乳石だ。
「手洗い鉢」は生湯に赤ちゃんを浸からせた後、手を洗うのを連想できる。
そして計りで赤ちゃんの体重でも計るのか。
2016年、赤いライトアップヴァージョン。