FBのタイムラインでもシェアした。
ゆきたんくのフィバリットアーティスト、マイク・オールドフィールド氏のデビューアルバム「チューブラーベルズ」のことだ。
チューブラーベルズ マグリットの絵のような不思議なジャケット。
この度、Web読者の投票による「史上最も素晴らしいインストゥルメンタル・アルバム TOP25」を海外のギター系音楽サイトUltimate-Guitar.Comが発表した。
プログレ、メタル、ジャズ、ゲーム、ポストロック、テクノなど幅広いジャンルの作品がランクインした中で、マイク氏の「チューブラーベルズ」が1位を獲得した。
日本では日の当たらないマイク氏だが、ヨーロッパでの支持は多い。
そしてライブは、プログレッシブロックというよりもクラシックに近い趣きも感じる。
彼の1974年の作品、セカンドアルバムのハージェストリッジがチャートの1位を獲得していた。
チューブラーベルズ発売後1年4か月後に、彼自身のハージェストリッジを蹴落として1位を獲得する。
その間のドラマとして、発売後7か月後に冒頭の部分が映画「エクソシスト」に使われる。
不幸なことに、日本では「エクソシストのテーマ」が先に入ってきたばかりにチューブラーベルズは恐怖映画の楽曲として周知されてしまった。
もっとも、ゆきたんくもオリジナルのチューブラーベルズを初めて聴いた時には、「何エクソシストかけているんだよぉ。」と思ったものだ。
全寮制高校の友人の部屋で遊んでいた。
ターンテーブルを持っている奴がいて、チューブラーベルズをかけたのだ。
なかなか曲が終わらず(パート1は25分)様々な展開をしているのに気がつき、元々チューブラーベルズはエクソシストとは違うのだということを知ったのだ。
まあ、「エクソシスト」も直訳は「悪魔祓い師」で映画中の怖い現象を指しているのではなく、いたいけな少女を悪魔から救うためのヒーローである神父のテーマであるのだ。
高校まで、買ったレコードは片平なぎさのデビュー曲「純愛」だけというゆきたんくが趣味としての音楽に目覚めたのである。
長い間、日本では市民権が得られなかったチューブラーベルズが素晴らしい曲であることをアピールできる状況になったのだ。
チューブラーベルズ誕生の地、旧ヴァージン・マナー・スタジオ 2003.08.09 → Map
憬れは、行動を起こす原動力であることは間違いない。
チューブラベルズを知って良かったと思うゆきたんくである。
ついでに、ここでも数回書いているがセカンドアルバムの「ハージェストリッジ」への憬れも実現した。
それが、実在の場所であったからだ。
イングランドとウェールズに跨る尾根。キングトンという町にある。2014.08.12 → Map
とにかく、チューブラーベルズが最高のインストゥルメンタル・アルバムに選ばれたことは、本当に嬉しい限りだ。
最後にロンドンオリンピックの開会式で流れたチューブラーベルズを。
Mike Oldfield - Olympic Games Opening Ceremony London 2012 [HD]